「think of」と「think about」の違い、あなたは本当に説明できますか?

英文法

「think of」と「think about」、どちらも「~について考える」って学校で習ったけど、いざ使おうとすると「あれ?どっちだっけ?」って迷ってしまうこと、ありませんか? 辞書で調べても、なんだか似たような意味が書いてあって、スッキリしないまま…なんて経験、英語学習者さんなら一度はあるかもしれませんね。

この記事では、そんなあなたのモヤモヤを解消するために、「think of」と「think about」のニュアンスの決定的な違いを、具体的な例文をたくさん使いながら、どこよりも分かりやすく徹底的に解説していきます! この記事を最後まで読めば、もうこの2つの表現の使い分けで迷うことはなくなり、あなたの英語表現がもっと自然に、もっと豊かになること間違いなしですよ!

AYUMI
AYUMI

「think of」と「think about」、確かにどっちを使えばいいか迷う時があるんですよね…。

「think of」と「think about」の基本的な意味とイメージの違いを徹底解説!

まずは、「think of」と「think about」がそれぞれどんなイメージを持っているのか、基本的なところから押さえていきましょう。この2つのフレーズの違いを理解する上で、実は前置詞の「of」と「about」が持つコアイメージがとっても大切なんです。

「think of」が持つ「瞬間的な想起」のイメージとは?

「think of」の「of」は、「点」や「瞬間」のようなイメージを持つ前置詞です。何かが心に「ポンッ!」と浮かんでくるような、そんな感じです。

だから、「think of」は、

  • アイデアなどが「ふと頭に浮かぶ」「思いつく」
  • 何かを「瞬間的に思い出す」
  • 特定のものに対して「パッと考えが向く」

といったニュアンスで使われることが多いんですよ。思考の時間は比較的短く、深さもそれほど深くない、そんなイメージを持ってみてください。

いくつか例文を見てみましょう。

例文1:アイデアがひらめいた!

I just thought of a brilliant idea! (たった今、素晴らしいアイデアを思いついたんだ!)

この例文では、電球がピカッと光るみたいに、アイデアが「ポンッ」と頭に浮かんだ感じが伝わってきますよね。これが「think of」の得意な表現なんです。

例文2:意見を軽く求める

What do you think of my new dress? (私の新しいドレス、どう思う?)

この場合、ドレスを見た瞬間の「いいね!」とか「ちょっと派手じゃない?」みたいな、比較的軽い、直感的な感想を求めているニュアンスです。「このドレスの素材の歴史的背景について深く考察してほしい」なんて思っているわけではないですよね(笑)。

「think of」は、思考が対象に「ピンポイント」で向かう感じ、そしてその思考は比較的「浅く」「短い」と覚えておくと、イメージしやすいかもしれませんね。

「think about」が持つ「じっくり熟考」のイメージとは?

一方、「think about」の「about」は、「~の周辺」「~に関して」といった、ある程度の範囲や関連性を示すイメージを持つ前置詞です。「点」ではなく「面」で捉えるような感じです。

そのため、「think about」は、

  • 何かについて「じっくり時間をかけて考える」「熟考する」
  • 問題や計画などを「多角的に検討する」
  • 特定の人や出来事について「思いを巡らせる」

といった、ある程度の時間と深さをもって思考するニュアンスで使われます。「think of」よりも、もっと頭の中でぐるぐると考えを巡らせているイメージですね。

こちらも例文で確認してみましょう。

例文1:将来について真剣に考える

I need to think about my future career seriously. (自分の将来のキャリアについて真剣に考えなければならない。)

将来のキャリアというのは、パッと思い浮かんで終わり、というものではありませんよね。時間をかけて、色々な可能性を考慮しながらじっくり考えるものです。こういう時に「think about」がピッタリなんです。

例文2:提案を検討する

We spent the whole afternoon thinking about your proposal. (私たちは午後いっぱい、あなたの提案について検討していました。)

「午後いっぱい」という言葉からも分かるように、提案内容のメリット・デメリット、実現可能性など、様々な側面から時間をかけて考えた様子がうかがえます。これも「think about」の得意分野です。

「think about」は、思考が対象の「周辺」にまで広がり、その思考は比較的「深く」「長い」とイメージすると、違いが分かりやすくなりますよ。

コアイメージで理解する「of」と「about」の前置詞の違い

ここまで説明してきたように、「think of」と「think about」のニュアンスの違いは、実は前置詞「of」と「about」が持つ根本的なイメージの違いから来ています。

「of」のコアイメージ:

  • 所属・所有(a friend of mine)
  • 部分・構成要素(a piece of cake)
  • 分離・起点(get rid of
  • そして、今回の「think of」で重要なのが「点」や「瞬間」を指し示すイメージです。ある対象の中から、特定の一点を「ポンッ」と取り出すような感覚です。

「about」のコアイメージ:

  • 周辺(walk about the town)
  • 関連・漠然とした範囲(a book about history)
  • およそ・約(about 100 people)
  • 今回の「think about」では、あるテーマの「周り」をぐるぐると考えが巡るイメージが大切です。対象そのものだけでなく、それに関連する様々な事柄まで含めて思考が及ぶ感じです。

このように、前置詞が本来持っているイメージを理解すると、「think of」がなぜ「瞬間的な想起」で、「think about」がなぜ「じっくり熟考」なのか、納得しやすくなるのではないでしょうか。英語って、こういう根本的なイメージが分かると、応用が利くようになるから面白いんですよね!

AYUMI
AYUMI

なるほど!前置詞のイメージから考えると、すごくスッキリしました!「of」は点、「about」は面って感じですね!


具体的な使い方で「think of」と「think about」の違いを徹底比較!

基本的なイメージの違いが分かったところで、ここからはもっと具体的なシチュエーションで、「think of」と「think about」がどのように使い分けられるのかを、たくさんの例文と一緒に見ていきましょう! どちらを使うかで、ニュアンスがどう変わるのか、あるいはどちらか一方がより自然なのか、という点に注目してくださいね。

① アイデアや名前が「思い浮かぶ・思い出せない」場合

何か新しいアイデアが「ひらめいた!」とか、人の名前や物の名前が「パッと出てこない…」といった状況では、どちらを使うのが自然でしょうか?

正解は、「think of」です。

先ほども説明したように、「think of」は「瞬間的に頭に浮かぶ」というニュアンスが得意なので、こうした場面にピッタリなんです。

例文:

  • I can’t think of his name right now. (今、彼の名前が思い出せないんだ。)
  • She suddenly thought of a solution to the problem. (彼女は突然、その問題の解決策を思いついた。)
  • Can you think of a better way to do this? (これをもっとうまくやる方法、何か思いつく?)

もしここで「I can’t think about his name.」と言ってしまうと、「彼の名前についてじっくり考えることができない」という、ちょっと不自然な意味合いになってしまいます。「思い出せない」というよりは、「彼の名前というテーマについて考察する時間がない」みたいな感じです。単純に「思い出せない」と言いたいなら、「think of」を使うのが正解ですね。

「思いつく」「思い出せない」といった、思考の「瞬間性」がポイントの場合は、「think of」を選ぶ、と覚えておきましょう!

② 意見や感想を「求める・述べる」場合

誰かに「これについてどう思う?」と意見を求めたり、自分自身の意見を述べたりする場面。これは日常会話でもよくありますよね。この場合は、「think of」と「think about」のどちらも使えますが、ニュアンスに少し違いが出てきます。

一般的な、軽い感想や意見を求める場合は「What do you think of …?」

例文:

  • What do you think of this movie? (この映画、どう思う?)
  • I don’t think much of his new song. (彼の新しい歌、あまり良いと思わないな。) ※think much of ~:~を高く評価する(否定文でよく使う)

「What do you think of …?」は、相手にその場で感じたこと、パッと思ったことを尋ねるような、比較的カジュアルな聞き方です。

より深く考えた意見や、じっくり検討した上での考えを求める場合は「What do you think about …?」

例文:

  • What do you think about the new government policy? (新しい政府の政策について、どうお考えですか?)
  • We need to hear what you think about this serious issue. (この深刻な問題について、あなたがどう考えているか聞く必要があります。)

「What do you think about …?」は、相手に「ちょっと時間をかけて考えてみて、あなたの意見を聞かせてほしい」というニュアンスが含まれることがあります。テーマが社会問題や重要な決定事項など、じっくり考えるべき内容の時に使われることが多いですね。

じゃあ、「この計画どう思う?」って聞きたい時は、相手にどれくらい考えてほしいかで「of」と「about」を使い分ける感じですか?

まさにその通りです! 相手に「パッと見の印象」を聞きたいなら「think of」、「じっくり検討した上での意見」を聞きたいなら「think about」という使い分けができると、よりネイティブに近い表現になりますよ。もちろん、文脈によってはどちらを使っても大きな違いがない場合もありますが、このニュアンスの違いを知っておくと便利です。

③ 何かを「検討する・考慮する」場合

何か新しい計画を立てたり、複数の選択肢の中から一つを選んだりする時など、「検討する」「考慮する」と言いたい場面では、どちらを使うのが適切でしょうか?

一般的に「じっくり検討する」という意味合いが強いのは「think about」です。

例文:

  • I’m thinking about changing my job. (転職しようかと考えているんだ。)
  • You should think carefully about what you want to do in the future. (将来何をしたいのか、よく考えるべきだよ。)
  • They are thinking about whether to accept the offer or not. (彼らはその申し出を受けるべきかどうか検討している。)

これらの例文では、ある程度の時間をかけて、様々な側面から物事を考えている様子が伝わってきますよね。

一方で、「think of (doing something)」という形もあって、これは「~しようかなと考える」という、まだ漠然とした段階の「思いつき」に近いニュアンスを表すことがあります。

例文:

  • I’m thinking of going to the beach this weekend. (今週末、ビーチに行こうかなって考えてるんだ。) ←まだ決定ではなく、ふと思った程度
  • She’s thinking of buying a new car. (彼女は新しい車を買おうかなと思っている。) ←具体的な車種や予算を詰めているわけではないかもしれない

「I’m thinking of going to Hawaii.」だと、「ハワイ行こうかな~、どうしようかな~」くらいの軽い気持ちかもしれません。でも、「I’m thinking about going to Hawaii.」だと、航空券やホテルを調べたり、具体的な計画を練り始めているような、より真剣な検討段階に入っている可能性が高いです。

「think of doing」は「~しようかな(軽い思いつき)」、「think about doing」は「~することを(真剣に)検討している」と、意志の強さや具体性の度合いに違いが出ることがあります。面白いですよね!

ただし、この「think of doing」と「think about doing」の使い分けは、ネイティブスピーカーの間でもそこまで厳密に区別されていないこともあります。文脈で判断するのが大切ですね。

④ 人や物事を「思い出す・回想する」場合

過去の出来事や、昔お世話になった人のことを「思い出す」という場面。これも「think of」と「think about」の両方が使えますが、やはりニュアンスが異なります。

「think of」は、ふとした瞬間に何かを「思い出す」、あるいは何かがきっかけで記憶が「蘇る」というニュアンスです。

例文:

  • This old song makes me think of my high school days. (この古い歌を聴くと、高校時代を思い出すよ。)
  • Whenever I see a yellow car, I think of my first driving lesson. (黄色い車を見るたびに、初めての運転教習を思い出すんだ。)
  • I couldn’t think of the answer to the quiz. (そのクイズの答えが思い浮かばなかった。)

何か特定のきっかけがあって、過去の記憶が「ポンッ」と頭に浮かんでくるようなイメージですね。

「think about」は、特定の人や物事について、ある程度の時間「思いを巡らせる」「回想にふける」というニュアンスです。

例文:

  • I often think about my grandparents who live far away. (遠くに住んでいる祖父母のことをよく考える。)
  • She sat by the window, thinking about her happy childhood. (彼女は窓辺に座って、楽しかった子供時代に思いを馳せていた。)
  • He’s been thinking about what he said to her all day. (彼は一日中、彼女に言ったことについて考えていた。)

こちらは、ただ思い出すだけでなく、その人や出来事について、あれこれと思いを巡らせている感じがします。思い出す時間の長さや、思考の深さに違いがあると捉えると分かりやすいかもしれませんね。

⑤ 「〜のことを気にかける、思いやる」場合

誰かのことを「心配しているよ」「あなたのことを思っているよ」と伝えたい時、英語では「I’m thinking of you.」や「I’m thinking about you.」という表現がよく使われます。これも、どちらを使うかで少しニュアンスが変わってくるんです。

「I’m thinking of you.」は、相手のことを「ふと思っている」「気にかけているよ」という、比較的軽い、でも温かい気持ちを表すことが多いです。

例文:

  • I heard you were sick, so I’m thinking of you. (具合が悪いって聞いたから、あなたのことを心配しているよ。)
  • Good luck with your exam! We’ll be thinking of you. (試験頑張ってね!応援してるよ。)

これは、相手を励ましたり、困難な状況にある人を気遣ったりする際の定番フレーズですね。手紙やメッセージカードなどでもよく見かけます。

「I’m thinking about you.」は、「あなたのことを(じっくりと)考えている」「あなたのことが頭から離れない」という、より強い思いや、場合によってはロマンチックな感情を含むこともあります。

例文:

  • I’ve been thinking about you all day. (一日中、君のことばかり考えていたよ。) ←恋愛感情が込められている可能性も
  • She couldn’t stop thinking about her son who was traveling alone. (彼女は一人旅をしている息子のことを考えずにはいられなかった。) ←強い心配

もちろん、文脈によりますが、「think about」の方が、相手に対する思いがより深く、長く続いている感じがします。「thinking of you」よりも感情の重みが少し増すイメージですね。

どちらも素敵な表現ですが、伝えたい気持ちの強さや状況によって使い分けられると、より細やかな感情表現ができますよ。

AYUMI
AYUMI

例文がたくさんあって、使い分けのイメージが本当に湧いてきました!「of」と「about」でこんなにニュアンスが変わるなんて、奥が深いですね!


間違いやすいポイントと応用的な使い方、そして「think of」の別の意味も解説

さて、「think of」と「think about」の基本的な使い分けはだいぶ掴めてきたのではないでしょうか? ここからは、さらに一歩進んで、間違いやすいポイントや、知っておくと便利な応用的な使い方、そして「think of」が持つ意外な意味についても見ていきましょう!

「think of A as B」の重要な使い方「AをBとみなす」

これは「think of」を使った非常に重要なイディオムで、「AをBとみなす」「AをBと考える」という意味を表します。これは「think about A as B」とは言わないので、セットで覚えてしまいましょう!

例文:

  • I think of her as my best friend. (私は彼女を親友だと思っている。)
  • Many people think of Japan as a safe country. (多くの人々が日本を安全な国だと考えている。)
  • He thinks of himself as an expert in this field. (彼は自分自身をこの分野の専門家だと思っている。)

この「think of A as B」の形は、人や物事に対する自分の認識や評価を示す時にとても便利です。「consider A (to be) B」と似たような意味合いで使えますが、「think of A as B」の方が少しカジュアルな響きがありますね。

「AをBとみなす」と言いたい時は、迷わず「think of A as B」! これはもう決まり文句としてインプットしちゃいましょう。

「consider」との使い分け – 「think about」とどう違う?

「考える」というと、「consider」という動詞も思い浮かびますよね。「think about」と「consider」はどう違うのでしょうか?

どちらも「~について考える」「検討する」という意味で使えますが、ニュアンスには少し違いがあります。

「consider」の方が、よりフォーマルな響きがあり、複数の選択肢の中から慎重に比較検討したり、ある決定を下すために真剣に熟考したりする場面で使われることが多いです。

例文:

  • We are considering three options for our next marketing campaign. (次のマーケティングキャンペーンについて、3つの選択肢を検討しています。)
  • The committee will consider your application carefully. (委員会はあなたの申請を慎重に審議します。)
  • Have you considered the possibility of failure? (失敗の可能性を考慮しましたか?)

一方、「think about」は、より広範囲で、日常的な「考える」にも使えますし、「consider」ほどフォーマルではない場合が多いです。

例えば、「I’m thinking about what to eat for dinner.(夕食に何を食べようか考えている)」のような日常的なことには「consider」はあまり使いません(使えなくはないですが、少し大げさに聞こえるかもしれません)。

大まかに言うと、

  • think about: カジュアル~フォーマルまで幅広く使える「考える」「検討する」
  • consider: ややフォーマルで、より「慎重に検討する」「熟考する」「考慮に入れる」というニュアンスが強い

という感じで捉えておくと良いでしょう。重要な決断や、複数の選択肢を比較するような場面では「consider」が好まれる傾向があります。

否定文でのニュアンスの違い – 「思いつきもしない」vs「考えない」

「think of」と「think about」を否定文で使うと、そのニュアンスの違いがよりはっきりすることがあります。

「not think of (doing) something」は、「~するなんて思いもよらない」「~する気は全くない」という、非常に強い否定や拒絶を表すことがあります。

例文:

  • I would never think of hurting you. (君を傷つけるなんて、絶対に思いもよらないよ。)
  • She said she wouldn’t think of marrying him. (彼女は彼と結婚するなんて考えられないと言った。)
  • Don’t even think of touching my cake! (私のケーキに触ろうなんて思うなよ!) ←強い禁止

「そんな発想すらない」「そんなことはあり得ない」というくらい、強い気持ちが込められることが多いんですね。

一方、「not think about something」は、「~については考えない」「~について考えるのをやめる」という、意図的に思考を避けるニュアンスや、単純に「そのことについて考えていない」という状態を表します。

例文:

  • I try not to think about my past mistakes. (過去の失敗については考えないようにしている。)
  • Let’s not think about work during our vacation. (休暇中は仕事のことは考えないようにしよう。)
  • Sorry, I wasn’t thinking about that. (ごめん、そのことについては考えていなかったよ。)

特に「would never think of …」や「can’t think of …」のような形で「think of」が使われると、「思いもよらない」「想像もできない」といった強い否定の意味合いが強調されることを覚えておくと、読解やリスニングの際にも役立ちますよ。

「think of」が持つ「想像する」という意味

実は「think of」には、「思いつく」「思い出す」以外にも、「~を心に描く」「~を想像する」という意味もあるんです。この場合、「imagine」に近いニュアンスになります。

例文:

  • Close your eyes and think of a beautiful beach. (目を閉じて、美しいビーチを思い浮かべてごらん。)
  • Can you think of a world without the internet? (インターネットのない世界を想像できますか?)
  • I can’t think of life without you. (君のいない人生なんて考えられないよ。) ←ロマンチックな表現でもありますね!

この「想像する」という意味の「think of」は、特に「Can you think of…?」や「I can’t think of…」といった形でよく使われます。「あなたの頭の中に、そのイメージを描けますか?」と問いかけているような感じですね。

「think of」は「思いつく」だけじゃなくて、「心に思い描く」という意味でも使われるんですね! これも覚えておくと表現の幅が広がりそうです。

このように、「think of」と「think about」は、基本的な意味合いだけでなく、様々なイディオムや否定文での使われ方、さらには「think of」が持つ「想像する」という意味など、知れば知るほど奥深い表現なんです。

AYUMI
AYUMI

「think of A as B」は本当に便利そう!否定文のニュアンスの違いも、なるほど~って感じです。「想像する」の「think of」も使ってみたいな!


まとめ:「think of」と「think about」の違いをマスターして表現力アップ!

ここまで、「think of」と「think about」のニュアンスの違いや使い分けについて、詳しく見てきました。最後に、これまでの内容を整理して、おさらいしましょう!

「think of」と「think about」のニュアンス早見表

この2つのフレーズの使い分けに迷ったら、この表を思い出してみてくださいね。

表現コアイメージ主な意味・ニュアンス思考の深さ・時間
think of点、瞬間、ピンポイント、所属アイデアなどが「思いつく」、
ふと「思い出す」、
意見を「求める」(比較的軽い感想)、
AをBと「みなす」(think of A as B)、
〜を「想像する」
浅い、短い、瞬間的
think about周辺、関連、じっくり、漠然とした範囲物事を「じっくり考える」「熟考する」、
問題などを「検討する」、
人や出来事に「思いを巡らせる」、
意見を「求める」(より深く考えたもの)
深い、長い、継続的

最後に – 違いを意識して使ってみよう!

「think of」と「think about」の違い、いかがでしたか?

最初は、「どっちを使うんだっけ?」と悩んでしまうかもしれませんが、この記事で解説した「of = 点・瞬間」「about = 周辺・じっくり」というコアイメージを頭の片隅に置きながら、たくさんの英語に触れていくうちに、だんだんと感覚的に使い分けられるようになってくるはずです。

大切なのは、間違いを恐れずに、まずは意識して使ってみること

この記事で学んだことを活かして、ぜひ英作文や英会話の中で、積極的に「think of」と「think about」を使い分けてみてください。そうすることで、あなたの英語はより自然で、ニュアンス豊かなものになっていくでしょう。

今回のポイントをまとめると…

  • 「think of」は「瞬間的に思いつく・思い出す」イメージが強い。
  • 「think about」は「じっくり時間をかけて考える・検討する」イメージが強い。
  • 前置詞「of」(点・瞬間)と「about」(周辺・関連)のコアイメージが鍵。
  • 意見を求める際は、求める思考の深さで使い分けることができる。
    • 軽い感想なら What do you think of …?
    • 熟考した意見なら What do you think about …?
  • 「検討する」では、「think of doing(~しようかな)」と「think about doing(~することを検討中)」で具体性が異なる場合がある。
  • 「think of A as B(AをBとみなす)」は超重要フレーズ!
  • 「think of」には「想像する」という意味もある。

英語学習は、こうした細かいニュアンスの違いを一つ一つ理解していくことで、コミュニケーションの質が格段に上がっていきます。今回の「think of」と「think about」の使い分けが、あなたの英語力アップの一助となれば、とっても嬉しいです。

これからも、楽しみながら英語学習を続けていきましょうね!応援しています!

AYUMI
AYUMI

これで「think of」と「think about」の使い分け、バッチリです! 詳しい説明とたくさんの例文で、本当に分かりやすかったです。ありがとうございました!

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