英文法の土台!「句」と「節」の違いをスッキリ解説【初心者必見】

英語の勉強を始めたばかりの方、あるいは文法を学び直している方、「句(く)」と「節(せつ)」って言葉、聞いたことありますか? なんだか似ているし、参考書の説明を読んでもいまいちピンとこない…なんて経験、ありませんか? 実は、この「句」と「節」の違いをしっかり理解することこそ、英文法の基礎を固め、複雑な英文もスラスラ読めるようになるための鍵なんです。

この記事では、英語学習の土台とも言える「句」と「節」について、その定義から見分け方、そして文の中でどんな働きをするのかまで、たくさんの例文を交えながら、どこよりも分かりやすく丁寧に解説していきます。この記事を読めば、「句」と「節」がそれぞれどんなものなのか、どうやって見分ければいいのかがクリアになり、英文の構造を捉える力がぐんとアップしますよ!

AYUMI
AYUMI

「句」と「節」、名前は聞くけど、いまいちピンとこないんだよね…。


まずは基本!「句」と「節」ってそもそも何?

英文法を学んでいると、必ず出会うのが「句」と「節」という言葉。これらは、文を構成するパーツを理解するための大切な概念です。まずはそれぞれの定義と、一番大事な見分け方のポイントを押さえましょう!

「句」とは? – 主語(S)と動詞(V)を含まない言葉のカタマリ

「句 (Phrase)」とは、2つ以上の単語が集まって、ある特定の意味を持つカタマリのことです。一番重要なポイントは、そのカタマリの中に「主語(S) + 動詞(V)」のセットが含まれていないという点です。

いくつか例を見てみましょう。

  • on the desk (机の上に)
  • to play tennis (テニスをすること/するための)
  • very beautiful (とても美しい)
  • running in the park (公園で走っている)

これらの例を見てください。どれも2つ以上の単語が集まって「机の上に」「テニスをすること」といった意味のカタマリを作っていますよね。でも、このカタマリの中には「誰が〜する」「何が〜だ」というような「主語 + 動詞」の関係が見当たりません。これが「句」の特徴なんです。

句は、それ自体で完全な文を作ることはできません。あくまで文の一部として、名詞や動詞を修飾したり、補足的な情報を加えたりする役割を担っています。

イメージとしては、レゴブロックのいくつか組み合わせた「小さな部品」のようなもの、と考えると分かりやすいかもしれません。それだけでは完成品にはならないけれど、他のブロックと組み合わせることで、大きな作品の一部になる、という感じです。

「節」とは? – 主語(S)と動詞(V)を含む言葉のカタマリ

次に「節 (Clause)」です。「節」も「句」と同じように、2つ以上の単語が集まった言葉のカタマリなのですが、決定的な違いがあります。それは、カタマリの中に「主語(S) + 動詞(V)」のセットがきちんと含まれているという点です。

こちらも例を見てみましょう。

  • I study English (私は英語を勉強する)
  • because it is fun (なぜならそれは楽しいから)
  • when she arrived (彼女が到着したとき)
  • the man who lives there (そこに住んでいる男性) → この中の who lives there が節

これらの例では、「I (私)」が「study (勉強する)」、「it (それ)」が「is (〜である)」、「she (彼女)」が「arrived (到着した)」、「who (誰)」が「lives (住んでいる)」というように、ちゃんと「主語 + 動詞」のペアが存在していますよね。これが「節」の最大の特徴です。

じゃあ、主語と動詞のペアがあれば、どんなものでも「節」って呼べるの? 短い文みたいなもの?

はい、基本的にはその通りです! 主語と動詞のペアがあれば、それは「節」と呼べます。ただ、節には大きく分けて2つの種類があって、それだけで文として完成するものと、他の部分にくっつかないと意味をなさないものがあります。この点については、後ほど「節の種類」のところで詳しく説明しますね。

節は、先ほどのレゴブロックの例でいうと、ある程度形になった「中間部品」や、それ自体で一つの「完成品(=文)」になるようなイメージです。

一目でわかる!「句」と「節」の見分け方ポイント

ここまでで、「句」と「節」の基本的な違いが見えてきたでしょうか? ここで、見分け方のポイントをシンプルにまとめておきましょう。

一番大切なのは、その言葉のカタマリの中に「主語(S)と動詞(V)のセットがあるかないか」、ただそれだけです!

 句 (Phrase)節 (Clause)
主語(S)と動詞(V)のセット含まない含む
単独で文になれるかなれないなれる場合がある (主節) / なれない場合がある (従属節)
in the morning
to read books
running fast
I get up early.
because I like it
who lives next door

どうでしょう? この表で見ると、違いがよりはっきりしますよね。英文を読むときに、「これは句かな? 節かな?」と迷ったら、まずは「主語と動詞のセットを探す」ということを意識してみてください。これができれば、英文の構造を把握する第一歩はクリアです!

AYUMI
AYUMI

なるほど!主語と動詞があるかないかで見分ければいいんだ! これなら私にもできそう!


文のパーツを理解!様々な「句」の種類と働き

「句」が主語と動詞を含まない言葉のカタマリだということは分かりましたね。では、文の中で「句」は具体的にどんな働きをしているのでしょうか? 実は、「句」はその働きによっていくつかの種類に分けられるんです。ここでは代表的な「名詞句」「形容詞句」「副詞句」について、それぞれの役割と見分け方を解説していきます。

名詞の代わりをする「名詞句」

「名詞句 (Noun Phrase)」とは、その名の通り、文の中で「名詞」と同じ働きをする句のことです。名詞が文の中で「主語(S)」「目的語(O)」「補語(C)」になるように、名詞句も同じ役割を果たします。

名詞句の代表的な形としては、「不定詞の名詞的用法 (to + 動詞の原形)」や「動名詞句 (動詞のing形 + α)」があります。

例文を見てみましょう。

  • To learn English is fun. (英語を学ぶことは楽しいです。)
    → “To learn English” が「〜すること」という意味の名詞句で、文全体の主語(S)になっています。
  • I like reading books. (私は本を読むことが好きです。)
    → “reading books” が「〜すること」という意味の名詞句で、動詞 like の目的語(O)になっています。
  • My hobby is collecting stamps. (私の趣味は切手を集めることです。)
    → “collecting stamps” が「〜すること」という意味の名詞句で、be動詞 is の補語(C)になっています。「私の趣味 = 切手を集めること」という関係ですね。
  • I want a cup of coffee. (私は一杯のコーヒーが欲しいです。)
    → “a cup of coffee” は、中心となる名詞 “cup” に修飾語句 “of coffee” がついた名詞句で、動詞 want の目的語(O)になっています。これも広い意味では名詞句です。

このように、名詞句は文の骨格となる重要な要素(主語、目的語、補語)になることができるんです。「〜すること」や「〜するもの/こと」といった意味のカタマリを見つけたら、それは名詞句かもしれません。

名詞を修飾する「形容詞句」

「形容詞句 (Adjective Phrase)」は、文の中で「形容詞」と同じように、名詞を詳しく説明(修飾)する働きをする句のことです。

形容詞は通常、名詞の前や、be動詞の後ろに置かれますが、形容詞句は多くの場合、修飾したい名詞の直後に置かれます(後置修飾)。

形容詞句の代表的な形には、「前置詞句 (前置詞 + 名詞など)」、「不定詞の形容詞的用法 (to + 動詞の原形)」、「分詞句 (現在分詞 -ing形 / 過去分詞 -ed形 + α)」などがあります。

例文で確認しましょう。

  • The book on the table is mine. (テーブルの上にある本は私のです。)
    → “on the table” が前置詞句で、直前の名詞 “The book” を修飾しています。「どんな本?」→「テーブルの上にある本」と説明していますね。
  • I want something cold to drink. (私は何か冷たい飲み物が欲しいです。)
    → “cold to drink” が形容詞 “cold” と不定詞句 “to drink” が組み合わさって、直前の代名詞 “something” を修飾しています。「どんな何か?」→「飲むための冷たいもの」という意味合いです。この “to drink” の部分が不定詞の形容詞的用法です。
  • The girl talking to Ken is my sister. (ケンと話している女の子は私の妹です。)
    → “talking to Ken” が現在分詞句で、直前の名詞 “The girl” を修飾しています。「どんな女の子?」→「ケンと話している女の子」と説明しています。
  • This is a picture taken in Kyoto. (これは京都で撮られた写真です。)
    → “taken in Kyoto” が過去分詞句で、直前の名詞 “a picture” を修飾しています。「どんな写真?」→「京都で撮られた写真」と説明しています。

形容詞句は、名詞を後ろから詳しく説明することで、より具体的で豊かな表現を可能にします。「どんな〇〇?」という問いに答えるカタマリが名詞の後ろにあったら、それは形容詞句の可能性が高いですよ。

動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾する「副詞句」

「副詞句 (Adverb Phrase)」は、文の中で「副詞」と同じ働きをする句です。副詞は、動詞、形容詞、他の副詞、そして文全体を修飾して、意味を詳しく説明する役割がありますが、副詞句も同様の働きをします。

副詞句は、場所、時、理由、目的、様態(どのように)、程度など、様々な情報を付け加えることができます。

副詞句の代表的な形には、「前置詞句 (前置詞 + 名詞など)」や「不定詞の副詞的用法 (to + 動詞の原形)」などがあります。

例文を見てみましょう。

  • He runs very fast. (彼はとても速く走る。)
    → “very fast” が副詞 “fast” を副詞 “very” が修飾している副詞句で、動詞 “runs” を修飾しています。「どのように走る?」→「とても速く」。
  • She studies English to study abroad. (彼女は留学するために英語を勉強しています。)
    → “to study abroad” が不定詞の副詞的用法(目的)で、動詞 “studies” を修飾しています。「何のために勉強する?」→「留学するために」。
  • He arrived in the morning. (彼は午前中に到着した。)
    → “in the morning” が前置詞句で、動詞 “arrived” を修飾しています。「いつ到着した?」→「午前中に」。これは「時」を表す副詞句です。
  • She spoke with confidence. (彼女は自信を持って話した。)
    → “with confidence” が前置詞句で、動詞 “spoke” を修飾しています。「どのように話した?」→「自信を持って」。これは「様態」を表す副詞句です。
  • To be honest, I don’t like it. (正直に言うと、私はそれが好きではありません。)
    → “To be honest” が不定詞句で、文全体を修飾しています。これは独立不定詞と呼ばれることもあります。

副詞句は、文の中で比較的自由に位置を変えられることが多いのも特徴の一つです(文頭、文中、文末など)。「いつ?」「どこで?」「なぜ?」「どのように?」「どのくらい?」といった疑問に答える言葉のカタマリを見つけたら、それは副詞句かもしれません。

その他の句(前置詞句など)

ここまで紹介した名詞句、形容詞句、副詞句は、主に「働き」による分類でした。形による分類としてよく使われるのが「前置詞句 (Prepositional Phrase)」です。

「前置詞句」は、「前置詞 + 名詞(または名詞相当語句)」という形で構成される句です。例えば、”on the desk”, “in the park”, “at school”, “with my friend”, “for two hours” など、たくさんありますね。

この前置詞句は、文脈によって形容詞句になったり、副詞句になったりします。

  • The cat on the roof is black. (屋根の上の猫は黒い。)
    → “on the roof” は名詞 “cat” を修飾しているので、形容詞句として働いています。
  • He is playing soccer in the park. (彼は公園でサッカーをしている。)
    → “in the park” は動詞 “is playing” を修飾し、「どこで」を表しているので、副詞句として働いています。

このように、前置詞句が文の中でどんな役割を果たしているかを見抜くことも、英文理解には大切です。

他にも、不定詞句 (to + 動詞の原形…)、動名詞句 (動詞ing形…)、分詞句 (現在分詞/過去分詞…) など、形に基づいた句の呼び方もありますが、これらが文中で名詞、形容詞、副詞のどの働きをしているかを理解することが重要です。

AYUMI
AYUMI

句にも色々な種類があって、それぞれ働きが違うんだね! 面白い! 文のどの部分を説明しているか考えながら読むと良さそう!


文の構造を解き明かす!「節」の種類と接続詞の役割

さて、次は「節」について詳しく見ていきましょう。「節」は主語(S)と動詞(V)を含む言葉のカタマリでしたね。この「節」には、大きく分けて「主節(独立節)」と「従属節(従位節)」の2つの種類があります。この違いを理解することが、複雑な文の構造を読み解くための鍵となります。

文の主役!「主節(独立節)」

「主節 (Main Clause / Independent Clause)」とは、それだけで一つの完全な文として成り立つことができる節のことです。

文の「メイン」の部分、つまり、その文が一番伝えたい中心的な内容を表している部分と言えます。

例を見てみましょう。

  • I am a student. (私は学生です。)
  • The weather is nice today. (今日は天気が良いです。)
  • She plays the piano very well. (彼女はピアノをとても上手に弾きます。)

これらの文は、それぞれが主語と動詞を備え、他の要素に頼ることなく、それだけで意味が通じますよね。これが主節です。

一つの英文には、必ず一つ以上の主節が含まれていなければなりません。主節がない文は、文として成立しないのです。

主節は、まさに文の「背骨」となる部分です。長い文を読むときは、まず「この文の主節はどこだろう?」と探すことを意識すると、文全体の意味が掴みやすくなりますよ。

文を彩る名脇役!「従属節(従位節)」

「従属節 (Subordinate Clause / Dependent Clause)」とは、主節とは対照的に、それだけでは完全な文として成り立たず、必ず主節にくっついて使われる節のことです。

「従属」という名前の通り、主節に従って、文の一部として特定の働きをします。主節の内容を詳しく説明したり、補足的な情報を付け加えたりする役割を担います。

従属節は、単独で使われることはありません。必ず、主節と結びつくための「つなぎ役」となる言葉と一緒に使われます。その「つなぎ役」となるのが、「従属接続詞」「関係詞」「疑問詞」などです。

従属節を見つける大きなヒントは、文頭や文中に “that”, “if”, “when”, “because”, “who”, “which” といった、文と文をつなぐ役割の単語があるかどうかです。これらの単語の後ろに続く「主語 + 動詞」のカタマリは、従属節である可能性が高いです。

従属節は、文の中でどのような働きをするかによって、さらに「名詞節」「形容詞節」「副詞節」の3つの種類に分けられます。これは、先ほど説明した「句」の種類(名詞句、形容詞句、副詞句)と対応しているので、考え方としては似ています。

従属節の種類①:「名詞節」

「名詞節 (Noun Clause)」とは、文の中で「名詞」と同じ働きをする従属節のことです。つまり、文の主語(S)、目的語(O)、補語(C)になります。

名詞節を導く代表的な言葉(接続詞・疑問詞)には、以下のようなものがあります。

  • that (〜ということ)
  • if / whether (〜かどうか)
  • 疑問詞 (who, what, when, where, why, how など) (誰が〜か、何を〜か、いつ〜か、どこで〜か、なぜ〜か、どのように〜か)

例文を見てみましょう。

  • That she passed the exam is surprising. (彼女が試験に合格したことは驚きだ。)
    → “That she passed the exam” が名詞節で、文全体の主語(S)になっています。
  • I know that he is honest. (私は彼が正直であることを知っている。)
    → “that he is honest” が名詞節で、動詞 know の目的語(O)になっています。
  • The question is whether we should go or not. (問題は私たちが行くべきかどうかだ。)
    → “whether we should go or not” が名詞節で、be動詞 is の補語(C)になっています。「問題 = 行くべきかどうか」という関係です。
  • Can you tell me what time it is? (今何時か教えてくれませんか?)
    → “what time it is” が疑問詞 what で始まる名詞節で、動詞 tell の間接目的語にあたる情報を与えています。(tell me [what time it is] の形)

名詞節は「〜ということ」「〜かどうか」「(疑問詞)〜か」という意味のカタマリを作り、文の重要な要素になることができます。

従属節の種類②:「形容詞節(関係詞節)」

「形容詞節 (Adjective Clause)」とは、文の中で「形容詞」と同じように、直前にある名詞(先行詞)を修飾(詳しく説明)する従属節のことです。これは「関係詞節 (Relative Clause)」と呼ばれることの方が一般的かもしれません。

形容詞節(関係詞節)は、必ず修飾する名詞(先行詞)の直後に置かれ、「どんな〜か」という情報を提供します。

形容詞節(関係詞節)を導くのは「関係詞」です。代表的な関係詞には以下のようなものがあります。

  • 関係代名詞: who, whom, whose, which, that
  • 関係副詞: when, where, why, how

例文で確認しましょう。

  • The man who lives next door is a doctor. (隣に住んでいる男性は医者です。)
    → “who lives next door” が関係代名詞 who で始まる形容詞節で、直前の名詞 “The man” を修飾しています。「どんな男性?」→「隣に住んでいる男性」。
  • This is the book that I bought yesterday. (これは私が昨日買った本です。)
    → “that I bought yesterday” が関係代名詞 that で始まる形容詞節で、直前の名詞 “the book” を修飾しています。「どんな本?」→「私が昨日買った本」。
  • I remember the day when we first met. (私は私たちが初めて会った日のことを覚えています。)
    → “when we first met” が関係副詞 when で始まる形容詞節で、直前の名詞 “the day” を修飾しています。「どんな日?」→「私たちが初めて会った日」。
  • Do you know the reason why he was angry? (あなたは彼が怒っていた理由を知っていますか?)
    → “why he was angry” が関係副詞 why で始まる形容詞節で、直前の名詞 “the reason” を修飾しています。「どんな理由?」→「彼が怒っていた理由」。

形容詞節(関係詞節)は、名詞を後ろから具体的に説明するための非常に便利な表現方法です。関係詞の種類や使い方については、また別の機会に詳しく解説しますね!

従属節の種類③:「副詞節」

「副詞節 (Adverb Clause)」とは、文の中で「副詞」と同じように、主節の内容(主に動詞)を修飾し、様々な意味(時、理由、条件、譲歩、目的、結果など)を付け加える従属節のことです。

副詞節は、従属節の中でも特に種類が多く、様々な「従属接続詞」によって導かれます。

代表的な従属接続詞と、それが表す意味の例を見てみましょう。

  • 時 (when, while, before, after, until, as soon as など):
    When it started raining, we went inside. (雨が降り始めたとき、私たちは中に入った。)
  • 理由 (because, since, as など):
    He was late because the train was delayed. (電車が遅れたので、彼は遅刻した。)
  • 条件 (if, unless など):
    If you study hard, you will pass the exam. (もし一生懸命勉強すれば、試験に合格するだろう。)
  • 譲歩 (though, although, even though, while など):
    Although he was tired, he kept working. (彼は疲れていたけれども、働き続けた。)
  • 目的 (so that … may/can/will, in order that など):
    Speak clearly so that everyone can hear you. (みんなが聞こえるように、はっきりと話しなさい。)
  • 結果 (so … that …, such … that … など):
    He was so tired that he fell asleep immediately. (彼はとても疲れていたので、すぐに眠ってしまった。)
  • 様態 (as, as if, as though など):
    He talks as if he knew everything. (彼はまるで全てを知っているかのように話す。)

副詞節は、主節に対して「いつ?」「なぜ?」「もし〜なら?」「〜だけれども」「何のために?」といった補足情報を与えます。副詞句と同様に、文頭や文末など、比較的自由な位置に置かれることが多いです(ただし、意味合いによって置かれる位置が決まっている場合もあります)。

たくさんの接続詞があって覚えるのが大変に感じるかもしれませんが、一つ一つの接続詞が持つ意味を理解し、それが導く節が主節に対してどんな情報を加えているのかを考えることが大切です。

AYUMI
AYUMI

従属節、種類が多くて覚えるのが大変そう… でも、これが分かると関係代名詞とか接続詞の働きがクリアになるし、複雑な文も読めるようになるのかな?


まとめ:句と節をマスターして英文読解力アップ!

今回は、英文法の基礎となる「句」と「節」について、その違いと種類、そして文の中での働きを詳しく見てきました。最後に、今回の重要ポイントをもう一度おさらいしましょう!

  • 句 (Phrase) とは:
    主語(S)と動詞(V)のセットを含まない、2つ以上の単語が集まった意味のカタマリ。単独では文になれない。
  • 節 (Clause) とは:
    主語(S)と動詞(V)のセットを含む、言葉のカタマリ。
  • 句と節の見分け方
    S+Vのセットがあるかないかが最大のポイント!
  • 句の種類と働き
    • 名詞句:名詞の働き(S, O, C)。例: To swim is fun.
    • 形容詞句:名詞を修飾。例: the book on the desk
    • 副詞句:動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾(時、場所、理由、目的など)。例: walk slowly, study hard, in the morning
  • 節の種類と働き
    • 主節(独立節):それだけで文として成り立つ。文の骨組み。例: I like dogs.
    • 従属節(従位節):主節にくっついて文の一部となる。単独では文になれない。接続詞、関係詞、疑問詞で導かれる。
  • 従属節の種類
    • 名詞節:名詞の働き(S, O, C)。that, if/whether, 疑問詞で始まる。例: I know that he is kind.
    • 形容詞節(関係詞節):名詞(先行詞)を修飾。関係詞 (who, which, that, when, where, why) で始まる。例: the house where I live
    • 副詞節:主節を修飾(時、理由、条件、譲歩など)。様々な従属接続詞 (when, because, if, thoughなど) で始まる。例: When I arrived, he was sleeping.

「句」と「節」の区別がしっかりできるようになると、英文の構造がパズルのように見えてきて、どんなに長い文でもどこが主語でどこが動詞なのか、どの部分がどの部分を修飾しているのかが、手に取るようにわかるようになります。これは、英文読解力はもちろん、英作文の力も格段に向上させるための、本当に大切なステップなんです。

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、焦らず、たくさんの英文に触れる中で、「これは句かな?」「こっちは節だ!」「この節は何の働きをしているんだろう?」と意識的に考えてみてください。練習を重ねるうちに、自然と見分けられるようになりますよ。応援しています!

AYUMI
AYUMI

最初は難しそうだったけど、例文がたくさんあって分かりやすかった! 主語と動詞を探すのがポイントなんだね! これから英文を読むのが楽しみになったかも!

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