分詞の種類を徹底解説!現在分詞と過去分詞の違いとは?

英語の勉強をしていると、「分詞」っていう言葉をよく耳にしますよね。現在分詞とか過去分詞とか…。でも、「そもそも分詞って何?」「現在分詞と過去分詞って、どう違うの?」「動詞の-ing形とか-ed形とか、使い分けがよくわからない…」なんて悩んでいませんか?分詞は英語の文を理解したり、表現豊かにしたりするためにとっても大切な要素なんですけど、確かにちょっとややこしい部分もありますよね。

この記事では、そんな「分詞」の中でも基本となる「現在分詞」と「過去分詞」という2つの種類に注目して、それぞれの形や意味、そして文中での働きを、初心者の方にも分かりやすく徹底的に解説していきます!この記事を読めば、現在分詞と過去分詞の違いがスッキリ理解できて、英文読解や英作文で自信を持って使いこなせるようになりますよ。分詞の種類をしっかりマスターして、英語力アップを目指しましょう!

AYUMI
AYUMI

分詞って名前は聞くけど、いまいちピンときてないんですよね…。

分詞ってそもそも何?2つの種類の基本をおさえよう

まず最初に、「分詞」そのものが一体何なのか、基本的なところから確認していきましょう。ここをしっかり理解しておくことが、現在分詞と過去分詞の違いを学ぶ上での土台になりますよ。

分詞とは動詞が変化した「形容詞のようなもの」

分詞(ぶんし、Participle)とは、簡単に言うと、動詞が形を変えて、形容詞のような働きをするようになったものです。「え?動詞なのに形容詞?」って思うかもしれませんが、そうなんです!もともとは「走る(run)」とか「壊す(break)」といった動きや状態を表す動詞だったものが、形を変えることで「走っている~」とか「壊された~」のように、名詞を説明したり、文の中で状態を説明したりする役割を担うようになる、それが分詞なんです。

形容詞といえば、”beautiful”(美しい)とか “big”(大きい)のように、名詞の性質や状態を表す言葉ですよね。分詞もこれと同じように、名詞の前や後ろにくっついてその名詞を詳しく説明したり(例:a sleeping baby → 寝ている赤ちゃん)、文の中で主語や目的語の状態を説明したり(例:He looks tired. → 彼は疲れているように見える)する働きを持っています。

動詞の性質(動きや状態を表す)と形容詞の性質(名詞を修飾したり説明したりする)を併せ持った、ちょっとハイブリッドな言葉、それが分詞だとイメージしてみてください。

分詞には「現在分詞」と「過去分詞」の2種類がある

そして、この分詞には大きく分けて2つの種類があります。それが今回のテーマでもある「現在分詞」と「過去分詞」です。

それぞれの形と、ざっくりとしたイメージはこんな感じです。

種類主な意味・イメージ
現在分詞 (Present Participle)動詞の原形 + ing (例: running, breaking)「~している」(能動・進行)
「~させる」(原因)
過去分詞 (Past Participle)規則動詞: 動詞の原形 + ed (例: looked, used)
不規則動詞: 独自の形 (例: broken, written)
「~される、~された」(受動)
「~し終えた」(完了)

現在分詞は動詞に “-ing” をつけた形、過去分詞は規則動詞なら “-ed” をつけた形(動詞の過去形と同じことが多いですね)、不規則動詞ならそれぞれ固有の形(辞書や単語帳で「過去分詞形」として載っているアレです!)になります。

この2つの分詞が、それぞれどんな意味を持っていて、文の中でどんな風に使われるのか、これからじっくり見ていきましょう!ここが分かれば、分詞マスターにぐっと近づけますよ。

AYUMI
AYUMI

なるほど!分詞は動詞からできた形容詞みたいなもので、-ing形と-ed/en形があるんですね!

現在分詞(~ing形)の種類と意味・使い方をマスター!

では、まずは「現在分詞」から詳しく見ていきましょう。「~ing形」でおなじみの現在分詞ですが、実はいくつかの大切な意味と働きがあるんです。

現在分詞の形:「動詞の原形 + ing」

現在分詞の形は、基本的に動詞の原形に “-ing” をつけるだけです。とってもシンプルですよね!

  • play → playing
  • study → studying
  • eat → eating

ただし、”-ing” をつけるときに少しだけスペルが変わる動詞もあるので注意が必要です。

-ing のつけ方の注意点:
・語尾が「発音しない e」で終わる動詞 → e を取って -ing (例: make → making, write → writing)
・語尾が「短母音 + 子音字」で終わる動詞 → 最後の子音字を重ねて -ing (例: run → running, sit → sitting, stop → stopping)
・語尾が「ie」で終わる動詞 → ie を y に変えて -ing (例: lie → lying, die → dying)

これらのルールは進行形を作るときと同じなので、すでに知っている方も多いかもしれませんね。

現在分詞の核となる意味:「~している」「~させる」

現在分詞(-ing形)が持つ核となる意味・イメージは大きく分けて2つあります。

  1. 能動・進行:「~している」

    何かをしている最中であることや、自分から何かを行う「能動的」な動きを表します。「~している」と訳されることが多く、生き生きとした動作や状態を描写するのに使われます。

    • a running boy (走っている少年) ← 少年が「走る」という動作を能動的に行っている
    • The baby is sleeping. (赤ちゃんは寝ている。) ← 赤ちゃんが「寝る」という状態が進行中
  2. 原因:「~させるような」「~な気持ちにさせる」

    人や物事がある感情や状態を「引き起こす」原因となることを表します。特に感情を表す動詞 (surprise, excite, interest, bore など) が現在分詞になると、この「~させる」という意味を持つことが多いです。

    • a surprising story (驚かせるような話、驚くべき話) ← その話が聞く人を「驚かせる」原因となる
    • The game was very exciting. (その試合はとてもワクワクさせるものだった。) ← その試合が観客を「興奮させる」原因となった

「自分から~している」のか、「何かを~させる」のか、この2つのイメージを掴んでおくことが、現在分詞を理解する上で非常に重要です。

現在分詞の働き①:名詞を修飾する(形容詞的用法)

現在分詞の最も代表的な働きが、名詞を修飾する(説明する)ことです。これはまさに形容詞と同じ働きですね。名詞を修飾する場合、現在分詞を置く位置には2パターンあります。

1. 名詞の「前」に置いて修飾する場合

現在分詞が1語だけで名詞を修飾する場合は、基本的にその名詞の直前に置かれます。

  • a sleeping baby (寝ている赤ちゃん)
  • boiling water (沸騰しているお湯)
  • an interesting book (興味深い本、面白くさせる本)
  • a smiling woman (微笑んでいる女性)

この場合、「現在分詞 + 名詞」でひとまとまりの意味になります。

2. 名詞の「後ろ」に置いて修飾する場合

現在分詞が他の語句(目的語や副詞句など)を伴って2語以上になる場合は、修飾したい名詞の直後に置かれます。

  • the baby sleeping in the bed (ベッドで寝ている赤ちゃん)
    • “sleeping” だけでなく “in the bed” という場所を表す句も一緒に赤ちゃんを説明しています。
  • the woman talking to Ken (ケンと話している女性)
    • “talking” だけでなく “to Ken” という相手を示す句も一緒に女性を説明しています。
  • Do you know the boy running over there? (あそこを走っている少年を知っていますか?)
    • “running” だけでなく “over there” という場所を示す句も一緒に少年を説明しています。

後ろから修飾する場合は、「名詞 + 現在分詞句」の間に「関係代名詞 + be動詞」(例: who is, which is)が省略されていると考えることもできます。(例: the baby who is sleeping in the bed)

前から修飾するか、後ろから修飾するかは、現在分詞が1語か、それとも他の語句を伴っているかで決まるんですね。

現在分詞の働き②:補語になる(Cの位置)

現在分詞は、名詞を修飾するだけでなく、文の中で補語(ほご、Complement)になることもあります。補語とは、主語や目的語が「どのような状態か」を説明する言葉のことです。これも形容詞と同じ働きですね。補語には、主語を説明する「主格補語(SVCのC)」と、目的語を説明する「目的格補語(SVOCのC)」があります。

1. 主格補語(SVCのC)になる場合

第2文型(SVC)の文で、主語(S)の状態を説明する補語(C)として現在分詞が使われます。be動詞や、look, seem, keep などの動詞の後ろに来ることが多いです。

  • The story is interesting. (その物語は興味深い。[人を興味深くさせる])
    • 主語 “The story” が「興味深い(interesting)」状態であることを説明しています。
  • He kept waiting for her. (彼は彼女を待ち続けた。)
    • 主語 “He” が「待っている(waiting)」状態を保った(kept)ことを説明しています。
  • The result was disappointing. (その結果はがっかりさせるものだった。)
    • 主語 “The result” が「がっかりさせる(disappointing)」性質を持っていたことを説明しています。

特に、be動詞と一緒に使われる「be動詞 + 現在分詞」の形は、皆さんおなじみの進行形ですね!進行形も、見方を変えれば「主語が~している状態である」と説明するSVC文型の一種と考えることができます。

進行形 (例: He is running.) は、「彼 = 走っている状態」というSVC文型として捉えることができます。まさに現在分詞が主格補語になっている例ですね。

2. 目的格補語(SVOCのC)になる場合

第5文型(SVOC)の文で、目的語(O)の状態を説明する補語(C)として現在分詞が使われます。see, hear, feel, keep, leave などの動詞の後ろで使われることが多いです。

  • I saw a bird flying in the sky. (私は鳥が空を飛んでいるのを見た。)
    • 目的語 “a bird” が「飛んでいる(flying)」状態だったことを説明しています。「OがCしている」関係です。
  • She kept me waiting for a long time. (彼女は私を長い間待たせた。)
    • 目的語 “me” が「待っている(waiting)」状態を保たせた(kept)ことを説明しています。
  • Don’t leave the water running. (水を流しっぱなしにしないで。)
    • 目的語 “the water” が「流れている(running)」状態のままにしないで(Don’t leave)、と説明しています。
  • We found the machine working properly. (私たちはその機械が正常に作動していることを見つけた。)
    • 目的語 “the machine” が「作動している(working)」状態であることを見つけた(found)、と説明しています。

SVOCの文では、「目的語 O」と「補語 C」の間に「主語 + 述語」のような意味上の関係(この場合は「Oが~している」という能動・進行関係)が成り立っているのがポイントです。

現在分詞(-ing形)は、「~している(能動・進行)」と「~させる(原因)」という2つの意味をしっかり押さえ、名詞を修飾したり、補語になったりする働きを理解することが大切です。進行形やSVOC文型など、他の文法項目とも深く関わっているんですね。

過去分詞(-ed/-en形)の種類と意味・使い方をマスター!

次に、もう一つの分詞である「過去分詞」について詳しく見ていきましょう。現在分詞とは対照的な意味や働きを持っていることが多いので、比較しながら理解していくと分かりやすいですよ。

過去分詞の形:規則動詞は「-ed」、不規則動詞は独特の形

過去分詞の形は、動詞の種類によって異なります。

  • 規則動詞: 基本的に動詞の原形に “-ed” をつけた形です。これは過去形と同じ形ですね。
    • look → looked
    • use → used
    • want → wanted
      “-ed” のつけ方のルール(y を i に変える、子音字を重ねるなど)も過去形と同じです。
  • 不規則動詞: 過去形とは違う、独自の過去分詞形を持つものがたくさんあります。これは残念ながら一つひとつ覚えるしかありません…。
    • break → broke → broken
    • write → wrote → written
    • speak → spoke → spoken
    • eat → ate → eaten
    • see → saw → seen
    • go → went → gone
    • come → came → come (原形と同じ形)
    • put → put → put (原形・過去形と同じ形)

不規則動詞の過去分詞形は、英語学習において避けては通れない重要なポイントです。動詞を覚えるときは、原形・過去形・過去分詞形をセットで覚える習慣をつけましょう!辞書や単語帳には必ず載っています。

不規則動詞の活用は、最初は大変かもしれませんが、よく使われるものから少しずつ覚えていけば大丈夫ですよ!頑張りましょう!

過去分詞の核となる意味:「~される」「~された」「~し終えた」

過去分詞が持つ核となる意味・イメージも大きく分けて2つあります。

  1. 受動:「~される」「~された」

    何かを「される」側であること、他の何かによって影響を受ける「受動的」な状態を表します。「~される」「~された」と訳されることが多く、動作の受け手や結果の状態を示します。

    • a broken window (壊された窓) ← 窓が誰か(何か)によって「壊される」という動作を受けた
    • written English (書かれた英語、書き言葉) ← 英語が誰かによって「書かれる」という動作を受けた
    • He was surprised at the news. (彼はその知らせに驚かされた。) ← 彼がニュースによって「驚かされる」という影響を受けた
  2. 完了:「~し終えた」「~してしまった」

    動作がすでに終わっていること、完了した状態を表します。「~し終えた」「~してしまった」といったニュアンスです。

    • fallen leaves (落ちてしまった葉、落ち葉) ← 葉が「落ちる」という動作を完了した状態
    • a retired teacher (退職してしまった先生、退職した先生) ← 先生が「退職する」という行為を完了した状態
    • We have already finished our homework. (私たちはすでに宿題を終えてしまった。) ← 私たちが宿題を「終える」という動作を完了した状態(これは完了形の一部ですね)

「~される」という受け身の感じか、「~し終わった」という完了の感じか、この2つのイメージを掴むことが、過去分詞を理解するカギとなります。現在分詞の「能動(~している)」と対比して考えると分かりやすいですね。

過去分詞の働き①:名詞を修飾する(形容詞的用法)

過去分詞も、現在分詞と同じように名詞を修飾する働きがあります。形容詞的用法ですね。置かれる位置のルールも現在分詞と同じです。

1. 名詞の「前」に置いて修飾する場合

過去分詞が1語だけで名詞を修飾する場合は、その名詞の直前に置かれます。

  • a broken window (壊された窓)
  • used cars (使われた車、中古車)
  • boiled eggs (茹でられた卵、ゆで卵)
  • fallen leaves (落ちてしまった葉、落ち葉)

「過去分詞 + 名詞」でひとつの意味を表します。

2. 名詞の「後ろ」に置いて修飾する場合

過去分詞が他の語句(副詞句や by 〜 など)を伴って2語以上になる場合は、修飾したい名詞の直後に置かれます。

  • the window broken by the boy (その少年に壊された窓)
    • “broken” だけでなく “by the boy” という行為者を示す句も一緒に窓を説明しています。
  • the language spoken in Australia (オーストラリアで話されている言語)
    • “spoken” だけでなく “in Australia” という場所を示す句も一緒に言語を説明しています。
  • This is a picture taken by my father. (これは私の父によって撮られた写真です。)
    • “taken” だけでなく “by my father” という行為者を示す句も一緒に写真を説明しています。

これも現在分詞と同様に、後ろから修飾する場合は、「名詞 + 過去分詞句」の間に「関係代名詞 + be動詞」(例: which was, who was)が省略されていると考えることができます。(例: the window which was broken by the boy)

過去分詞の働き②:補語になる(Cの位置)

過去分詞もまた、文の中で補語(C)になることができます。主格補語(SVCのC)と目的格補語(SVOCのC)の両方で使われます。

1. 主格補語(SVCのC)になる場合

第2文型(SVC)の文で、主語(S)の状態を説明する補語(C)として過去分詞が使われます。be動詞や、look, seem, feel, get, become などの動詞の後ろに来ることが多いです。

  • He looks tired. (彼は疲れているように見える。)
    • 主語 “He” が「疲れさせられた(tired)」状態であることを説明しています。
  • The door remained locked. (ドアは鍵がかかったままだった。)
    • 主語 “The door” が「鍵をかけられた(locked)」状態のままだった(remained)ことを説明しています。
  • She seemed pleased with the present. (彼女はそのプレゼントに喜んでいるようだった。)
    • 主語 “She” がプレゼントによって「喜ばされた(pleased)」状態であるように見えた(seemed)ことを説明しています。

特に、be動詞と一緒に使われる「be動詞 + 過去分詞」の形は、皆さんご存知の受動態(受け身)の基本形ですね!受動態も、「主語が~される状態である」と説明するSVC文型の一種と見ることができます。

受動態 (例: The window was broken.) は、「窓 = 壊された状態」というSVC文型として捉えられます。過去分詞が主格補語として使われている典型例です。また、have/has/had + 過去分詞 は完了形を作りますね。これも過去分詞の重要な使い方です。

2. 目的格補語(SVOCのC)になる場合

第5文型(SVOC)の文で、目的語(O)の状態を説明する補語(C)として過去分詞が使われます。want, make, have, get, see, hear, feel, keep, leave などの動詞の後ろで使われることが多いです。

  • I want this work finished by noon. (私はこの仕事を正午までに終えられてほしい。)
    • 目的語 “this work” が「終えられた(finished)」状態になることを望んでいる(want)ことを説明しています。「OがCされる」という受動の関係です。
  • He had his bike repaired yesterday. (彼は昨日、自転車を修理してもらった。)
    • 目的語 “his bike” が「修理された(repaired)」状態にしてもらった(had)ことを説明しています。(使役動詞 have の用法)
  • She left the door unlocked. (彼女はドアに鍵をかけないままにしておいた。)
    • 目的語 “the door” が「鍵をかけられていない(unlocked)」状態のままにした(left)ことを説明しています。
  • I heard my name called from behind. (私は自分の名前が後ろから呼ばれるのを聞いた。)
    • 目的語 “my name” が「呼ばれた(called)」状態を聞いた(heard)ことを説明しています。(知覚動詞 hear の用法)

SVOCの文で補語に過去分詞が来る場合、「目的語 O」と「補語 C」の間には、「Oが~される」という受動の関係が成り立っているのがポイントです。現在分詞が補語になる場合の「Oが~している」という能動の関係と対照的ですね。

AYUMI
AYUMI

過去分詞、不規則変化を覚えるのが大変そう…。でも「される・完了」っていう意味が分かれば、現在分詞との違いが見えてきました!

過去分詞は、「~される・~された(受動)」と「~し終えた(完了)」という2つの意味を軸に、現在分詞と同じように名詞を修飾したり、補語になったりします。受動態や完了形、使役動詞・知覚動詞の文型など、様々な重要文法と密接に関わっていることが分かりますね。

まとめ:現在分詞と過去分詞の種類と違いを整理

今回は、英語の「分詞」の基本である「現在分詞」と「過去分詞」という2つの種類について、それぞれの形、意味、そして使い方を詳しく見てきました。最後に、重要なポイントを整理しておきましょう。

  • 分詞とは: 動詞が変化して、形容詞のような働き(名詞修飾、補語)をするようになったもの
  • 分詞の種類:
    • 現在分詞: 形は「動詞の原形 + ing」。意味は「~している(能動・進行)」または「~させる(原因)」
    • 過去分詞: 形は規則動詞なら「-ed」、不規則動詞なら独自の形。意味は「~される・~された(受動)」または「~し終えた(完了)」
  • 分詞の働き(共通):
    • 名詞修飾(形容詞的用法): 1語なら名詞の前、2語以上なら名詞の後ろに置かれる。
    • 補語(叙述用法): SVCの主格補語、またはSVOCの目的格補語になる。
  • 使い分けのポイント:
    • 修飾する名詞や、説明する主語・目的語との関係で判断する。
      • 能動(~する側、~している):現在分詞 (例:a running boy)
      • 受動(~される側):過去分詞 (例:a broken window)
    • 意味合いで判断する。
      • 進行中(~している)、原因(~させる):現在分詞 (例:an exciting game)
      • 完了(~し終えた)、結果(~された状態):過去分詞 (例:fallen leaves, He looks tired.)

現在分詞と過去分詞は、形も意味も対照的な部分が多いので、セットで覚えるのが効果的です。「~している」のか「~される」のか、「~させる」のか「~させられる」のか、という視点で考えると、使い分けが見えてくるはずです。

分詞を理解することは、進行形、受動態、完了形、さらには関係代名詞の省略や分詞構文といった、より高度な英文法を学ぶ上での基礎となります。今回の内容をしっかり復習して、分詞の種類とそれぞれの働きを自分のものにしてくださいね!

AYUMI
AYUMI

現在分詞と過去分詞、しっかり区別して使えるように練習します!これで分詞構文も怖くないかも?

コメント