英語で数字を言うとき、「1, 2, 3…」は大丈夫だけど、「1番目、2番目…」ってどう言うんだっけ?とか、「1,234,567」みたいな大きな数字の読み方ってどうなってるの?って迷うことありませんか? one, two, three は知っていても、first, second, third となると急に自信がなくなったり、大きな桁の数字や、電話番号、日付、分数、小数の言い方となると、さらに「???」となってしまう方もいるかもしれませんね。
数字の表現、つまり「数詞(すうし)」は、日常会話からビジネス、テストまで、あらゆる場面で必要になる英語の基礎です。この記事では、そんな意外と奥が深い「数詞」について、基本中の基本から応用的な使い方まで、初心者の方にも分かりやすく徹底的に解説していきます!数を表す「基数詞」と順番を表す「序数詞」の違いをしっかり理解し、それぞれの読み方や作り方、そして様々な場面での具体的な使い方をマスターしましょう。これを読めば、もう英語の数字表現で迷うことはなくなりますよ!

数字って簡単なようで、いざ使おうとすると迷いますよね…。特に序数詞とか大きな数字とか…。
数詞とは?基本の種類「基数詞」と「序数詞」を理解しよう
まずは、「数詞」そのものがどんなもので、どんな種類があるのか、基本的なところからしっかり押さえていきましょう。ここが数詞マスターへの出発点です!
数詞の役割:物の「数」や「順番」を具体的に表す言葉
数詞(すうし、Numeral)とは、その名の通り、物の「数」や「量」、あるいは「順番」や「順序」を具体的に示す言葉のことです。名詞の前に置かれてその数や順番を説明したり(形容詞的な働き)、数や順番そのものを表したり(名詞的な働き)します。
日本語でも「りんごが3個あります」とか「3番目のドアを開けてください」のように、数や順番を表す言葉を使いますよね。英語の数詞も、これらと同じような役割を果たします。
例:
- I have three brothers. (私には3人の兄弟がいます。) ← 数を表す
- Please open the third door. (3番目のドアを開けてください。) ← 順番を表す
このように、数詞は情報を正確に伝えるために欠かせない品詞なんです。
基数詞 (Cardinal Numbers) とは:「1、2、3…」個数や数量を表す
数詞には大きく分けて2つの種類があります。まず一つ目が基数詞(きすうし、Cardinal Numbers)です。
基数詞とは、物の「個数」や「数量」がいくつあるかを示す数詞のことです。私たちが数字として最もよく使う「いち、に、さん…」ですね。
- one (1), two (2), three (3), four (4), five (5) …
- eleven (11), twelve (12), thirteen (13) …
- twenty (20), thirty (30), hundred (100), thousand (1000) …
これらは物の個数(例: two apples)、年齢(例: He is ten years old.)、時間(例: three hours)、金額(例: one hundred yen)など、様々な数量を表すのに使われます。
Cardinal という言葉には「基本的な、主要な」という意味があります。まさに数の基本となるのが基数詞なんですね。
序数詞 (Ordinal Numbers) とは:「1番目、2番目…」順番や順序を表す
もう一つの種類が序数詞(じょすうし、Ordinal Numbers)です。
序数詞とは、物事の「順番」や「順序」が何番目かを示す数詞のことです。「~番目」という意味合いですね。
- first (1番目), second (2番目), third (3番目), fourth (4番目), fifth (5番目) …
- eleventh (11番目), twelfth (12番目), thirteenth (13番目) …
- twentieth (20番目), thirtieth (30番目), hundredth (100番目), thousandth (1000番目) …
これらは日付(例: May first)、階(例: the second floor)、順位(例: the third prize)、~世紀(例: the twenty-first century)、王の名前(例: Elizabeth the Second)など、順番が重要な場面で使われます。
Ordinal という言葉は “order” (順序) に由来しています。まさに順序を表すのが序数詞なんですね。
基数詞と序数詞の使い分けの基本:数を言うか、順番を言うか
基数詞と序数詞の使い分けは、とてもシンプルです。
- 物の「数・量」を言いたいとき → 基数詞 (one, two, three…) を使う。
- 物事の「順番・順序」を言いたいとき → 序数詞 (first, second, third…) を使う。
【使い分けの例】
- I have two cats. (私は猫を2匹飼っています。) ← 猫の数 → 基数詞
- This is my second visit to Kyoto. (今回が2回目の京都訪問です。) ← 訪問の順番 → 序数詞
- There are seven days in a week. (1週間は7日です。) ← 日の数 → 基数詞
- Saturday is the seventh day of the week. (土曜日は週の7番目の日です。) ← 曜日の順番 → 序数詞
このように、何を表したいかによって、基数詞と序数詞を正しく使い分けることが大切です。「数」なのか「順番」なのかを常に意識しましょう。
では、次のセクションから、それぞれの数詞について、読み方や作り方、使い方を詳しく見ていきましょう!

基数詞が「数」、序数詞が「順番」なんですね!違いは分かりました!問題は読み方と作り方だなぁ…。
基数詞の使い方をマスター!読み方から注意点まで
まずは、物の数や量を表す「基数詞 (Cardinal Numbers)」について、基本的な読み方から大きな数字、小数・分数、そして様々な場面での使い方まで、詳しく見ていきましょう。
基数詞の基本的な読み方(スペルと発音)
英語の基数詞は、特に1から20くらいまでと、それ以降の10の倍数(20, 30, 40…)の読み方(とスペル)をしっかり覚えることが基本になります。
【1~12】 これらは独自の形なので、そのまま覚える必要があります。
- 1: one
- 2: two
- 3: three (※ th の発音 /θriː/ に注意!)
- 4: four
- 5: five (※ fife ではない!)
- 6: six
- 7: seven
- 8: eight
- 9: nine
- 10: ten
- 11: eleven
- 12: twelve (※ twelf ではない!)
【13~19】 語尾に “-teen” が付きます。多くは対応する1~9の数詞に似ていますが、少し変化するものもあります。アクセントは 보통 “-teen” の部分に強く置かれます。
- 13: thirteen (※ three + teen ではない!)
- 14: fourteen
- 15: fifteen (※ five + teen ではない!)
- 16: sixteen
- 17: seventeen
- 18: eighteen (※ eight + teen で t が重ならない)
- 19: nineteen
【20~90 (10の倍数)】 語尾に “-ty” が付きます。これも対応する数詞に似ていますが、変化するものに注意。アクセントは通常、語頭に置かれます (“-teen” との聞き分けに重要!)。
- 20: twenty (※ two + ty ではない!)
- 30: thirty (※ three + ty ではない!)
- 40: forty (※ four + ty ではない! u が抜ける)
- 50: fifty (※ five + ty ではない!)
- 60: sixty
- 70: seventy
- 80: eighty (※ eight + ty で t が重ならない)
- 90: ninety
13 (thirteen) と 30 (thirty)、14 (fourteen) と 40 (forty) のように、”-teen” と “-ty” の聞き分けは、アクセントの位置が大きな手がかりになります!しっかり区別できるように練習しましょう。
【21~99 (10の倍数以外)】 「10の位の数詞 + ハイフン(-) + 1の位の数詞」 で表します。
- 21: twenty–one
- 35: thirty–five
- 48: forty–eight
- 67: sixty–seven
- 99: ninety–nine
ハイフン(-) を忘れないようにしましょう。
【100以上のキリの良い数】
- 100: one hundred (または a hundred)
- 1,000: one thousand (または a thousand)
- 1,000,000: one million
- 1,000,000,000: one billion
これらの基本的な読み方をしっかり押さえることが、大きな数字や複雑な数字を読むための基礎となります。
大きな数字の読み方:カンマ(,)の位置と読み方のルール
100を超える大きな数字を読むときは、いくつかのルールがあります。
【カンマ(,)の役割】
英語では、数字を読みやすくするために、3桁ごとにカンマ(,) を打ちます。このカンマの位置が、読み方の単位 (thousand, million, billion) を知る手がかりになります。
- 1,000 (one thousand) ← 最初のカンマ = thousand
- 1,000,000 (one million) ← 2番目のカンマ = million
- 1,000,000,000 (one billion) ← 3番目のカンマ = billion
- 1,000,000,000,000 (one trillion) ← 4番目のカンマ = trillion
【読み方の基本手順】
- 左から最初のカンマまでの数字を読む。
- カンマに対応する単位 (billion, million, thousand) を付ける。
- 次のカンマまでの数字(3桁)を読む。
- カンマに対応する単位を付ける。(以下、繰り返し)
- 最後のカンマ(またはカンマがない場合)の後、残りの数字(3桁以下)を読む。
【例】
- 1,234 → one thousand two hundred (and) thirty-four
- 56,789 → fifty-six thousand seven hundred (and) eighty-nine
- 123,456 → one hundred (and) twenty-three thousand four hundred (and) fifty-six
- 7,654,321 → seven million six hundred (and) fifty-four thousand three hundred (and) twenty-one
- 98,765,432,100 → ninety-eight billion seven hundred (and) sixty-five million four hundred (and) thirty-two thousand one hundred
【”and” の使い方】
数字を読む際に “and” を入れるかどうかは、主にイギリス英語とアメリカ英語で違いがあります。
- イギリス英語: 100の位と10の位の間、または100の位と1の位の間に “and” を入れるのが一般的。
- 例: 123 → one hundred and twenty-three
- 例: 405 → four hundred and five
- 例: 1,234 → one thousand, two hundred and thirty-four
- アメリカ英語: “and” は通常入れないことが多い。
- 例: 123 → one hundred twenty-three
- 例: 405 → four hundred five
- 例: 1,234 → one thousand, two hundred thirty-four (または twelve hundred thirty-four と読むことも)
どちらの読み方でも通じますが、自分がどちらの英語を学んでいるか、あるいはどちらのスタイルに合わせたいかによって使い分けると良いでしょう。テストなどでは、どちらで書いても通常は正解とされます。
【hundred, thousand, million などに “-s” は付く?】
通常、具体的な数字の後ろでは “-s” は付けません。
- 〇 two hundred, five thousand, three million
- × two hundreds, five thousands, three millions
ただし、「何百もの」「何千もの」のように、漠然とした多数を表す場合は、”hundreds of ~”, “thousands of ~”, “millions of ~” のように “-s of” の形を使います。
- hundreds of people (何百人もの人々)
- thousands of birds (何千羽もの鳥)
- millions of dollars (何百万ドルものお金)
大きな数字の読み方は、最初は難しく感じるかもしれませんが、カンマの位置と単位を意識して練習すれば、必ず読めるようになりますよ!
小数・分数の読み方:意外と知らないルール
小数や分数の読み方にも特有のルールがあります。
【小数 (Decimals)】
小数点は “point” と読み、小数点以下の数字は一桁ずつ読みます。
- 0.5 → zero point five (※zero の代わりに nought /nɔːt/ や O /oʊ/ を使うことも)
- 1.25 → one point two five (× one point twenty-five)
- 3.14159 → three point one four one five nine
- 0.08 → zero point zero eight (または zero point oh eight)
【分数 (Fractions)】
分数は「分子 (上の数) を基数詞で読み、分母 (下の数) を序数詞で読む」のが基本です。分子が2以上の場合は、分母の序数詞を複数形 (-s) にすることに注意が必要です。
- 1/3 → one-third (または a third)
- 1/4 → one-fourth (または a quarter)
- 1/5 → one-fifth
- 2/3 → two-thirds (※ two なので thirds と複数形に!)
- 3/4 → three-fourths (または three quarters) (※ three なので fourths)
- 5/8 → five-eighths (※ five なので eighths)
帯分数(例: 2と1/2)は、「整数 + and + 分数」の順で読みます。
- 2 1/2 → two and a half (または two and one-half)
- 3 3/4 → three and three-fourths (または three and three quarters)
【特別な読み方】
- 1/2 は “one-second” ではなく “a half” または “one half” と読むのが普通です。
- 1/4 は “one-fourth” の他に “a quarter” または “one quarter” と読むことも非常によくあります。
小数・分数の読み方は、日常会話や算数・科学の話題などで必要になることがあるので、ルールを覚えておきましょう。
電話番号・年号・時刻・お金などの読み方
特定の数字の使われ方には、特別な読み方があります。
- 電話番号 (Telephone Numbers): 原則として数字を一つずつ読みます。0 は zero または O /oʊ/ と読むことが多いです。ハイフン(-) や区切りの箇所では少し間を置きます。同じ数字が続く場合は “double [数字]” と言うこともあります。
- 例: 03-1234-5678 → zero three, one two three four, five six seven eight / oh three, one two three four, five six seven eight
- 例: 555-2121 → five five five, two one two one / double five five, two one two one
- 年号 (Years): 通常、4桁の数字を前半2桁と後半2桁に区切って読みます。
- 例: 1984 → nineteen eighty-four
- 例: 2023 → twenty twenty-three
- ただし、下2桁が00の場合は、「~ hundred」と読みます。
- 例: 1900 → nineteen hundred
- 2000年から2009年までは、「two thousand (and) ~」と読むことが多いです。
- 例: 2008 → two thousand (and) eight
- 例: 2000 → two thousand
- 時刻 (Time):
- 「~時ちょうど」→「数字 + o’clock」(例: seven o’clock)
- 「~時~分」→「時 + 分」(例: eight thirty)や「分 + past/to + 時」(例: ten past five = 5時10分 / a quarter to six = 6時15分前 = 5時45分)
- 午前/午後 → a.m. / p.m. (例: 9:00 a.m., 2:30 p.m.) ※24時間表記 (例: 14:30 fourteen thirty) もあります。
- お金 (Money): 通貨単位をつけて読みます。セントなどの補助単位がある場合は、続けて読みます。
- 例: $10.50 → ten dollars (and) fifty cents / ten fifty
- 例: £5.99 → five pounds (and) ninety-nine pence / five ninety-nine
- 例: ¥1,500 → one thousand five hundred yen / fifteen hundred yen
- 部屋番号・バスの番号など: 電話番号のように一桁ずつ読んだり、年号のように二桁ずつ読んだり、文脈によって様々です。
- 例: Room 305 → room three oh five / room three hundred (and) five
これらの読み方は慣習的なものが多いので、実際の使われ方に触れて慣れていくのが良いでしょう。
基数詞を使う際の注意点:単数・複数、ハイフンなど
最後に、基数詞を使う上でのちょっとした注意点です。
- One 以外の数詞 + 名詞 → 名詞は複数形: 1以外の数が名詞を修飾する場合、その名詞は原則として複数形になります。
- one book / two books / ten apples / zero degrees (※0でも複数形)
- ハイフン(-)で繋がれた複合形容詞内の数詞: 「数字 + 単位」が他の名詞を修飾する複合形容詞になる場合、単位を表す名詞は単数形のままになります。
- a three-year-old boy (3歳の少年) (× three-years-old boy)
- a ten-minute walk (10分の散歩) (× ten-minutes walk)
- a five-dollar bill (5ドル紙幣) (× five-dollars bill)
※ただし、「彼は3歳です」のように叙述的に使う場合は He is three years old. と複数形になります。
細かい点ですが、正確な英語のためには大切なルールですね。

大きな数字とか分数とか、読み方のルールが細かい…!電話番号や年号も独特ですね。これは練習が必要だ…。
序数詞の使い方をマスター!作り方から特別な読み方まで
次に、物事の順番や順序を表す「序数詞 (Ordinal Numbers)」について、その作り方、表記、そして具体的な使い方を詳しく見ていきましょう。基数詞からの変化パターンがポイントです!
序数詞の基本的な作り方:「基数詞 + th」が原則
ほとんどの序数詞は、対応する基数詞の語尾に “-th” を付けることで作られます。
- four → fourth (4番目)
- six → sixth (6番目)
- seven → seventh (7番目)
- ten → tenth (10番目)
- eleven → eleventh (11番目)
- thirteen → thirteenth (13番目)
- hundred → hundredth (100番目)
これが基本的なルールです。しかし、いくつか例外やスペルの変化があるので注意が必要です。
注意すべき序数詞のスペルと発音:1st, 2nd, 3rd と特殊変化
“-th” を付ける基本ルールには、いくつかの重要な例外とスペル・発音の変化があります。これらは必ず覚える必要があります!
- 1, 2, 3 は全く違う形!
- one → first (1st)
- two → second (2nd)
- three → third (3rd)
- ※ 21, 22, 23 や 31, 32, 33 など、下1桁が 1, 2, 3 になる場合も同じルールが適用されます。
- twenty-one → twenty-first (21st)
- thirty-two → thirty-second (32nd)
- forty-three → forty-third (43rd)
- one hundred (and) one → one hundred (and) first (101st)
- スペルが変化するもの:
- five → fifth (5th) (※ ve → f に変化)
- eight → eighth (8th) (※ t が重なるので h だけ付ける)
- nine → ninth (9th) (※ e が脱落)
- twelve → twelfth (12th) (※ ve → f に変化)
- -ty で終わる数詞 (20, 30, … 90): 語尾の y を ie に変えてから th を付けます。
- twenty → twentieth (20th)
- thirty → thirtieth (30th)
- forty → fortieth (40th)
- ninety → ninetieth (90th)
これらの例外と変化をしっかり覚えることが、序数詞マスターの鍵となります。特に first, second, third は基本中の基本ですね。
序数詞の表記:数字と接尾辞 (1st, 2nd, 3rd, 4th…)
序数詞を数字で表記する場合は、数字の後ろに、その序数詞の語尾2文字 (接尾辞) を付けて表します。
- 1 → 1st (first)
- 2 → 2nd (second)
- 3 → 3rd (third)
- 4 → 4th (fourth)
- 5 → 5th (fifth)
- 11 → 11th (eleventh)
- 12 → 12th (twelfth)
- 13 → 13th (thirteenth)
- 20 → 20th (twentieth)
- 21 → 21st (twenty-first)
- 22 → 22nd (twenty-second)
- 23 → 23rd (twenty-third)
- 30 → 30th (thirtieth)
- 100 → 100th (hundredth)
このように書くことで、それが基数詞ではなく序数詞であることが一目で分かりますね。メールや書類などで日付を書く際などによく使われます。
序数詞の主な使い方:日付、階、順位、世紀、王の名前など
序数詞は、具体的にどのような場面で使われるのでしょうか? 主な使い方を見ていきましょう。
- 日付 (Dates): 日にちを表すのに使われます。通常、序数詞の前には the が付きますが、月日の表記では省略されることもあります。
- May 1st / May the first / the first of May (5月1日)
- July 4th / July the fourth / the fourth of July (7月4日)
- Her birthday is on August 22nd (twenty-second). (彼女の誕生日は8月22日です。)
- ※読み方は “May first”, “July fourth”, “August twenty-second” のように序数詞で読みます。
- 階 (Floors): 建物の階数を表すのに使います。通常 the が付きます。
- the first floor (1階 ※米英語では first floor が1階、英英語では ground floor が1階で first floor が2階を指すことが多いので注意)
- the second floor (2階)
- on the tenth floor (10階に)
- 順位・順番 (Rank/Order): レースの順位やリストの順番などを示します。通常 the が付きます。
- the first prize (一等賞)
- the third runner (3番目の走者)
- He came in second. (彼は2位になった。)
- This is the fifth item on the list. (これはリストの5番目の項目です。)
- 世紀 (Centuries): ~世紀を表すのに使います。通常 the が付きます。
- the 19th (nineteenth) century (19世紀)
- the 21st (twenty-first) century (21世紀)
- 王・女王・ローマ教皇などの名前 (Names of Rulers): 同じ名前の王などが複数いる場合、何代目かを示すのに使います。通常、名前の後ろに序数詞を置き、the は付けません。表記はローマ数字 (I, II, III…) が使われることが多いですが、読み方は序数詞です。
- Queen Elizabeth II (the Second) (エリザベス2世女王)
- Louis XIV (the Fourteenth) (ルイ14世)
- Pope John Paul II (the Second) (ヨハネ・パウロ2世)
- ~番目の記念日、誕生日など (Anniversaries, Birthdays):
- their tenth wedding anniversary (彼らの10回目の結婚記念日)
- my twenty-first birthday (私の21歳の誕生日)
- 分数の分母 (Denominators of Fractions): (基数詞のセクションで説明済み)
- two-thirds (2/3)
このように、序数詞は「~番目」という概念が関わる様々な場面で活躍します。
序数詞の前に “the” は必要?基本的な考え方
序数詞を使う際、多くの人が疑問に思うのが「the は必要なの?」ということだと思います。上の例文でも the が付いているものと付いていないものがありましたね。
基本的な考え方としては、序数詞が特定の「~番目」のものを指し示している場合は、原則として定冠詞 “the” が必要になります。なぜなら、「~番目」というのは、通常、特定の一つ(あるいは一連の中の一つ)を指すことが多いからです。
- the first person (その最初の人)
- the second chance (その2番目のチャンス)
- the fifth chapter (その第5章)
ただし、以下のような場合は the が付かない、あるいは省略されることがあります。
- 日付の一般的な表記: May 1st, July 4th のように、月日の表記では the が省略されることが多い。(ただし、the first of May のように言う場合は the が必要。)
- 順位や賞など: He won first prize. (彼は一等賞を取った。) / She came in second. (彼女は2位になった。) のように、副詞的に使われる場合や、特定の賞の名前として使われる場合は the が付かないことがある。
- 所有格の後: my first car (私の最初の車), her third husband (彼女の3番目の夫) のように、my, your, his, her などの所有格が前に来る場合は the は不要。
- 一部の慣用句: at first (最初は), first of all (まず第一に) など。
原則として「the + 序数詞」と覚えておき、日付や順位などで省略されるケースがある、と理解しておくと良いでしょう。迷ったら the を付けておく方が無難な場合が多いです。
the を付けるかどうかは、その序数詞が「特定の一つ」を指しているかどうか、という冠詞の基本的な考え方に戻って判断すると分かりやすいですよ。

序数詞の作り方、例外もしっかり覚えなきゃ!日付とか階とか、具体的な使い方が分かってよかったです!the のルールも参考になります!
まとめ:数詞を使いこなして英語表現を正確に!
今回は、英語の数字表現の基本である「数詞」について、基数詞と序数詞の違いから、それぞれの読み方、作り方、使い方、そして注意点まで、かなり詳しく見てきました。最後に、今回の重要ポイントをまとめて、知識を定着させましょう!
- 数詞とは: 物の「数・量」や「順番・順序」を表す言葉。
- 主な種類:
- 基数詞 (Cardinal): 数・量を表す (one, two, three…)
- 序数詞 (Ordinal): 順番・順序を表す (first, second, third…)
- 基数詞の使い方:
- 基本的な読み方(1-12, 13-19 (-teen), 20, 30… (-ty), 21 (twenty-one))を覚える。
- 大きな数字は3桁ごとのカンマと単位 (thousand, million…) で読む。(“and”の有無に注意)
- 小数点は “point”、分数は「基数詞 + 序数詞(複数形に注意)」。(1/2=half, 1/4=quarter)
- 電話番号、年号、時刻など、特別な読み方がある。
- 「数字(1以外) + 名詞」は名詞が複数形。複合形容詞内では単位名詞は単数形。
- 序数詞の使い方:
- 基本的な作り方は「基数詞 + th」。
- 1st, 2nd, 3rd と、スペル変化 (5th, 8th, 9th, 12th, -tieth) は必須暗記!
- 表記は数字に接尾辞 (1st, 2nd, 3rd, 4th…)。
- 主な用途:日付、階、順位、世紀、王の名前など。
- 原則として “the” + 序数詞 の形をとる(例外あり)。
- 使い分け:「数」を言いたいか、「順番」を言いたいかを常に意識する。
数詞は、英語の基礎でありながら、読み方や使い方に細かいルールがたくさんあって、意外と正確に使うのが難しい品詞かもしれません。しかし、数を数えたり、順番を示したりするのは、コミュニケーションの基本中の基本ですよね。
今回学んだ基数詞と序数詞のルールをしっかり理解し、繰り返し練習することで、自信を持って数字を扱えるようになります。ぜひ、日常生活の中で英語の数字に触れる機会を増やし、声に出して読んでみたり、書いてみたりしてくださいね。数詞をマスターして、あなたの英語表現をより正確で豊かなものにしましょう!

数詞、奥が深かったけど、これでバッチリな気がします!基数詞と序数詞、しっかり使い分けられるように頑張ります!
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