動名詞の基礎をマスター!「〜すること」の英語表現を徹底解説

英語の勉強をしていると、「動詞を名詞みたいに使いたいな」って思うこと、ありませんか?例えば、「泳ぐ」は “swim” だけど、「泳ぐこと」って言いたい時。そんな時に大活躍するのが「動名詞」なんです!でも、動名詞ってなんだか難しそう…、不定詞との違いもよくわからない…なんて声も聞こえてきそうですね。

この記事では、そんな英語学習初心者さんや、文法を基礎から復習したい中高生、大学生、TOEIC受験者の方に向けて、動名詞の基本的な「キ」の字から丁寧に解説していきます。この記事を読めば、動名詞の作り方や意味、文の中での役割(主語、補語、目的語になるってどういうこと?)がしっかり理解できるようになりますよ。さらに、ちょっとややこしい不定詞との使い分けについても、基本的なポイントを押さえられます。動名詞をマスターして、もっと自由に英語を表現できるようになりましょう!

AYUMI
AYUMI

動名詞って、動詞が名詞の働きをするってことなんですね!面白そう!


動名詞って何?まずは基本の形と意味を理解しよう

さて、まずは「動名詞」が一体どんなものなのか、基本的なところから見ていきましょう。名前はちょっと硬い感じがしますけど、仕組みは意外とシンプルなんですよ。

動名詞の作り方:「動詞の原形 + ing」のルール

動名詞の作り方はとっても簡単! 動詞の「原形」に “ing” をつけるだけなんです。

例えば…

  • swim(泳ぐ) → swimming(泳ぐこと)
  • read(読む) → reading(読むこと)
  • study(勉強する) → studying(勉強すること)
  • eat(食べる) → eating(食べること)

ね、簡単でしょう? ただし、”ing” をつけるときには、少しだけ注意が必要な動詞もあります。

“ing” のつけ方の注意点

  1. 語尾が「e」で終わる動詞: 基本的に最後の “e” を取って “ing” をつけます。
  • make → making
  • write → writing
  • use → using

ただし、”see” のように語尾が “ee” の場合や、”dye”(染める)のように “-ye” で終わる場合は、”e” を取らずにそのまま “ing” をつけます。(seeing, dyeing)

  1. 語尾が「短母音 + 子音字」で終わる動詞: 最後の子音字を重ねて “ing” をつけます。
  • sit → sitting
  • run → running
  • swim → swimming
  • get → getting

「短母音」というのは、日本語でいう「ア・イ・ウ・エ・オ」のような短い母音のことです。例えば “sit” の “i” は短い「イ」の音ですよね。そして、その後の “t” が子音字。こういう場合にルールが適用されます。”open” (opening) や “visit” (visiting) のように、アクセントがない音節の場合は、子音字を重ねないので注意してくださいね。

  1. 語尾が「ie」で終わる動詞: “ie” を “y” に変えて “ing” をつけます。
    • lie(横になる、嘘をつく) → lying
    • die(死ぬ) → dying
    • tie(結ぶ) → tying

最初はちょっと戸惑うかもしれませんが、単語に触れるうちに自然と慣れていきますよ。まずは基本の「動詞の原形 + ing」をしっかり覚えておきましょう!

動名詞の意味:「〜すること」と訳すのが基本

動名詞の基本的な意味は、その名の通り「〜すること」です。動詞が持っていた「〜する」という意味を、名詞のような「〜すること」という意味に変える働きがあるんですね。

  • Swimming is fun. (泳ぐことは楽しい。)
  • I like reading books. (私は本を読むことが好きだ。)
  • My hobby is collecting stamps. (私の趣味は切手を集めることだ。)

このように、文の中で「〜すること」という意味を表したいときに、動名詞が活躍するわけです。

動名詞と現在分詞の見分け方:役割の違いをチェック

ここで一つ、英語学習者さんを悩ませるポイントがあります。それは「現在分詞」との見分け方です。現在分詞も、動名詞と同じ「動詞の原形 + ing」の形をしていますよね。

「え、同じ形なのに違うものなの? どうやって見分ければいいの?」って思いますよね。

大丈夫です! 見分けるポイントは「文の中での役割」です。

種類主な意味文の中での役割例文
動名詞動詞の原形 + ing〜すること名詞(主語、補語、目的語になる)Reading books is my hobby. (本を読むことは私の趣味だ。) – 主語
My hobby is reading books. (私の趣味は本を読むことだ。) – 補語
I enjoy reading books. (私は本を読むことを楽しむ。) – 目的語
現在分詞動詞の原形 + ing〜している、〜するような形容詞(名詞を修飾する)
副詞(進行形の一部として動詞を修飾する)
Look at the sleeping baby. (眠っている赤ちゃんを見て。) – 形容詞的用法
He is reading a book now. (彼は今、本を読んでいる。) – 進行形の一部

どうでしょうか? 表で比べてみると、違いが分かりやすいですよね。

  • 動名詞 → 「〜すること」という意味で、名詞と同じ働きをする。
  • 現在分詞 → 「〜している」という意味で、形容詞や副詞のような働き(進行形を作る)をする。

この「役割の違い」を意識すれば、同じ “reading” でも、それが動名詞なのか現在分詞なのか、区別できるようになりますよ。

例えば、”a sleeping bag” はどうでしょう? これは「眠るための袋」つまり「寝袋」という意味ですよね。この場合の “sleeping” は、「眠るための」という用途や目的を表していて、これも動名詞的な用法と考えることができます。(厳密には形容詞的に使われていますが、意味合いとしては動名詞に近いです。)

一方、”a sleeping baby” は「眠っている赤ちゃん」で、これは赤ちゃんが「〜している」状態を表す現在分詞です。

最初は混乱するかもしれませんが、「〜すること」と訳せるか、「〜している」と訳せるかで判断すると、分かりやすいことが多いですよ。

AYUMI
AYUMI

なるほど〜。形が同じでも、文の中での働きが違うんですね。ちょっとスッキリしました!


文の中での動名詞の役割:主語・補語・目的語になる動名詞

さて、動名詞の基本的な形と意味がわかったところで、次は文の中で具体的にどんな働きをするのかを見ていきましょう。動名詞は名詞と同じ働きをするので、文の中で「主語」「補語」「目的語」になることができるんです。

主語になる動名詞:「〜することは…だ」の表現

動名詞は文の主語になることができます。「〜することは…だ」と言いたいときに使います。

例文:

  • Studying English is important for my future. (英語を勉強することは私の将来にとって重要だ。)
  • Getting up early is difficult for me. (早起きすることは私にとって難しい。)
  • Playing video games all day is not good for your eyes. (一日中テレビゲームをすることはあなたの目によくない。)
  • Making friends in a new environment takes time. (新しい環境で友達を作ることには時間がかかる。)

このように、文の先頭に「動詞ing形」が来て、それが「〜すること」という意味の主語になっているのが特徴です。

動名詞が主語になる場合、その内容は「一般的な行為」や「事実」を表すことが多いです。そして、動名詞が主語のときは、単数扱いになるのがルールです。だから、動詞は “is” や “was”、一般動詞なら三単現の “s” がつく形になります。(例:Playing sports makes me happy.)

形式主語 “It” を使う場合

動名詞の主語が長くなるときは、代わりに “It” を主語(形式主語)にして、動名詞句を文の後ろに置くこともよくあります。その方が文のバランスが良くなるんですね。

例文:

  • It is important for my future to study English. (英語を勉強することは私の将来にとって重要だ。)
    → この場合、形式主語 “It” を使うときは、動名詞ではなく不定詞 (to study) を使うのが一般的です。動名詞を後ろに置く形 (It is important studying English.) は、あまり使われません。
  • It is difficult for me to get up early. (早起きすることは私にとって難しい。)

動名詞を主語にする表現と、形式主語 “It” + 不定詞 の表現は、どちらも「〜することは…だ」という意味を表せますが、形式主語構文では不定詞を使うのが普通、という点は覚えておきましょう。

補語になる動名詞:「私の趣味は〜することだ」の表現

動名詞は文の補語にもなれます。特に、「主語 = 〜すること」という関係を表すときに使われます。よく使われるのは、be動詞の後ろに置かれるパターンです。

例文:

  • My hobby is collecting old coins. (私の趣味は古い硬貨を集めることだ。)
    → この文では、「私の趣味 (My hobby)」=「古い硬貨を集めること (collecting old coins)」という関係が成り立っていますね。この “collecting old coins” が補語です。
  • Her dream is becoming a famous singer. (彼女の夢は有名な歌手になることだ。)
    → 「彼女の夢 (Her dream)」=「有名な歌手になること (becoming a famous singer)」
  • One of my favorite activities is hiking in the mountains. (私の好きな活動の一つは山でハイキングすることだ。)
    → 「好きな活動の一つ (One of my favorite activities)」=「山でハイキングすること (hiking in the mountains)」
  • The most important thing is not giving up. (最も大切なことは諦めないことだ。)
    → 「最も大切なこと (The most important thing)」=「諦めないこと (not giving up)」

動名詞を否定するときは、動名詞の直前に “not” を置きます。

補語になる動名詞は、「主語が具体的に何であるか」を説明する役割を担っているんですね。「A is B」の形で、「A = Bすること」という関係を表したいときに使ってみましょう。

動詞の目的語になる動名詞:「〜することが好きだ」の表現

動名詞は、動詞の目的語としても非常によく使われます。「(動詞)することが〜だ」という意味になります。例えば、「私はテニスをすることを楽しむ」なら “I enjoy playing tennis.” の “playing tennis” が “enjoy” の目的語です。

ここで重要なポイントがあります! 特定の動詞の後ろには、目的語として動名詞しか取れない(または動名詞を取ることが多い)ものがあるんです。

動名詞を目的語にとる主な動詞:

  • enjoy (〜することを楽しむ)
    例:I enjoyed watching the movie last night. (昨夜、その映画を見ることを楽しんだ。)
  • finish (〜することを終える)
    例:Have you finished doing your homework? (宿題を終えましたか?)
  • stop (〜することをやめる)
    例:He stopped smoking last year. (彼は去年、タバコを吸うことをやめた。)
  • give up (〜することをあきらめる)
    例:Don’t give up trying! (挑戦することをあきらめないで!)
  • mind (〜することを気にする、嫌がる) ※主に疑問文・否定文で
    例:Would you mind closing the window? (窓を閉めていただけますか?[窓を閉めることを気にされますか?])
  • avoid (〜することを避ける)
    例:You should avoid making the same mistake. (同じ間違いをすることを避けるべきだ。)
  • practice (〜することを練習する)
    例:She practices playing the piano every day. (彼女は毎日ピアノを弾くことを練習する。)
  • admit (〜することを認める)
    例:He admitted breaking the vase. (彼は花瓶を割ったことを認めた。)
  • deny (〜することを否定する)
    例:She denied telling a lie. (彼女は嘘をついたことを否定した。)
  • suggest (〜することを提案する)
    例:I suggested going for a walk. (私は散歩に行くことを提案した。)
  • consider (〜することを(よく)考える)
    例:We are considering buying a new car. (私たちは新しい車を買うことを検討している。)
  • imagine (〜することを想像する)
    例:Can you imagine living without the internet? (インターネットなしで生活することを想像できますか?)
  • keep (on) (〜し続ける)
    例:He kept talking even though nobody was listening. (誰も聞いていなくても彼は話し続けた。)
  • miss (〜しそこなう、〜できなくて寂しく思う)
    例:I miss talking with my friends abroad. (海外の友達と話せなくて寂しい。)

これらの動詞の後ろには、不定詞(to + 動詞の原形)は基本的に使えません。例えば “I enjoy to play tennis.” とは言えないんです。これはルールとして覚える必要があります。

最初はたくさんあって大変かもしれませんが、”enjoy”, “finish”, “stop” など、よく使うものから少しずつ覚えていくと良いですよ!

前置詞の目的語になる動名詞:「〜することに興味がある」の表現

動名詞は、前置詞(in, on, at, for, about, of, with, without など)の後ろにも置かれます。前置詞の後ろには、原則として名詞名詞に相当する語句(代名詞や動名詞)が来る、というルールがあるからです。

例文:

  • I’m interested in learning foreign languages. (私は外国語を学ぶことに興味がある。)
    → “in” という前置詞の後ろに、動名詞 “learning” が来ています。
  • Thank you for inviting me to the party. (パーティーに私を招待してくれてありがとう。)
    → “for” の後ろに “inviting”。
  • She is good at playing the guitar. (彼女はギターを弾くことが得意だ。)
    → “at” の後ろに “playing”。
  • How about going to the movies tonight? (今夜、映画に行くことはどうですか?)
    → “about” の後ろに “going”。
  • He insisted on paying for the meal. (彼は食事代を支払うことを主張した。)
    → “on” の後ろに “paying”。
  • I’m thinking of studying abroad next year. (私は来年、留学することを考えている。)
    → “of” の後ろに “studying”。
  • You can’t make an omelet without breaking eggs. (卵を割ることなしにオムレツは作れない。[ことわざ])
    → “without” の後ろに “breaking”。
  • He apologized for being late. (彼は遅刻したことを謝った。)

    → “for” の後ろに動名詞 “being”。

前置詞の後ろは動名詞! これは非常に重要なルールです。不定詞 (to + 動詞の原形) を前置詞の後ろに置くことは、原則としてできません。(”to” が前置詞として使われる場合を除く。例:look forward to doing

熟語表現(be interested in ~, be good at ~, thank you for ~ など)で前置詞が出てきたら、その後ろに動詞の意味を続けたいときは、必ず動名詞 (ing形) にする、と覚えておきましょう!

AYUMI
AYUMI

動名詞って、主語にも補語にも目的語にもなれるんですね…!覚えることがたくさんありそうだけど、例文を見るとイメージしやすいかも。特に前置詞の後ろは動名詞、はしっかり覚えなきゃ!


不定詞の名詞的用法との違い:動名詞とどう使い分ける?(基礎編)

さて、動名詞を学んでいると必ず出てくるのが「不定詞の名詞的用法」との違いです。どちらも「〜すること」と訳せることがあるので、どっちを使えばいいの?と迷ってしまうんですよね。

動名詞 (doing) と不定詞 (to do)、どうやって使い分ければいいんですか?

この使い分けは、ネイティブスピーカーでも感覚的に使っている部分があり、完全にルール化するのは難しい面もあります。ですが、基本的な考え方や、明確な使い分けのルールも存在します。ここでは、初学者向けに使い分けの基本的なポイントをいくつかご紹介しますね。

意味のニュアンスの違い:一般的なこと vs これからのこと

まず、大まかなニュアンスの違いとして、以下のような傾向があります。

  • 動名詞 (doing):一般的な事実、習慣、過去の経験、すでに起こっていることを表す傾向があります。「(実際に)〜すること」という、リアルな響きがあります。
    • 例:Smoking is bad for your health. (喫煙することは健康に悪い。)→ 一般的な事実
    • 例:I enjoy walking in the park. (私は公園を散歩することを楽しむ。)→ 習慣、楽しんでいること
  • 不定詞 (to do):未来のこと、これからのこと、特定の状況での一回限りのこと、願望や意図を表す傾向があります。「(これから)〜すること」という、未来志向な響きがあります。
    • 例:My dream is to become a doctor. (私の夢は医者になることだ。)→ 未来の願望
    • 例:I decided to study abroad. (私は留学することを決めた。)→ 未来への決定

特に、主語として使う場合、

  • 動名詞主語:一般的な事実や行為(例:Studying English is fun. 英語を勉強することは楽しい)
  • 不定詞主語:特定の状況や、やや硬い表現(例:To master English requires effort. 英語を習得するには努力が必要だ) ※ただし、前述の通り、形式主語 “It” を使う方が普通です。(It requires effort to master English.)

補語として使う場合も、

  • 動名詞補語:主語が表す具体的な内容や習慣(例:My hobby is collecting stamps. 私の趣味は切手を集めることだ)
  • 不定詞補語:主語が表す未来の目標や計画(例:His plan is to start his own business. 彼の計画は自分の事業を始めることだ)

という使い分けがされることが多いです。ただ、これはあくまで傾向であり、どちらを使っても意味があまり変わらない場合もあります。

目的語としてどちらかしか取れない動詞:動名詞 vs 不定詞

使い分けで最も重要なのが、動詞の目的語になる場合です。動詞によっては、目的語として動名詞しか取れないもの、不定詞しか取れないもの、両方取れるが意味が変わるものがあるからです。

動名詞 (doing) のみを目的語にとる動詞(再掲+α)

先ほども紹介しましたが、これらの動詞の後ろには動名詞が来ます。不定詞は使えません。

  • enjoy, finish, stop, give up, mind, avoid, practice, admit, deny, suggest, consider, imagine, keep (on), miss, postpone (延期する), put off (延期する), risk (危険を冒す), escape (免れる) など

例:I finished reading the book. (その本を読むことを終えた。) (× I finished to read the book.)

不定詞 (to do) のみを目的語にとる動詞

一方、これらの動詞の後ろには不定詞が来ます。動名詞は基本的に使えません。

  • want (〜したい), hope (〜したいと望む), wish (〜したいと願う), decide (〜することを決める), plan (〜することを計画する), promise (〜することを約束する), expect (〜することを期待する), refuse (〜することを拒否する), offer (〜することを申し出る), agree (〜することに同意する), learn (〜することを学ぶ), manage (なんとか〜する) など

例:I want to visit Kyoto next year. (来年、京都を訪れたい。) (× I want visiting Kyoto.)

例:She decided to quit her job. (彼女は仕事を辞めることを決めた。) (× She decided quitting her job.)

これらの動詞は、未来のことや意志、願望を表すものが多いですね。不定詞の「未来志向」なニュアンスと結びつきやすいと考えると、覚えやすいかもしれません。

両方取れるが意味が変わる動詞

さらに厄介なことに、動名詞と不定詞の両方を目的語に取れるけれど、それによって意味が変わってしまう動詞もあります。代表的なものをいくつか紹介しますが、ここは少し応用的な内容になります。

  • remember
    • remember doing: (過去に)〜したことを覚えている
      例:I remember meeting him somewhere before. (以前どこかで彼に会ったことを覚えている。)
    • remember to do: (これから)〜することを覚えている、忘れずに〜する
      例:Please remember to lock the door when you leave. (出かけるときにドアに鍵をかけることを覚えておいてくださいね [忘れずに鍵をかけてね]。)
  • forget
    • forget doing: (過去に)〜したことを忘れる
      例:I’ll never forget seeing that beautiful sunset. (あの美しい夕日を見たことを決して忘れないだろう。)
    • forget to do: (これから)〜することを忘れる
      例:Oops, I forgot to buy milk. (しまった、牛乳を買うことを忘れた。)
  • try
    • try doing: (効果があるか)試しに〜してみる
      例:If you can’t sleep, try drinking warm milk. (眠れないなら、温かい牛乳を試しに飲んでみて。)
    • try to do: (難しいことに挑戦して)〜しようと努力する、試みる
      例:I tried to lift the heavy box, but I couldn’t. (その重い箱を持ち上げようとしたが、できなかった。)
  • stop
    • stop doing: (今までしていたこと)〜することをやめる
      例:He stopped smoking. (彼はタバコを吸うことをやめた。)
    • stop to do: (他のことをするために)立ち止まって〜する
      例:He stopped to smoke. (彼はタバコを吸うために立ち止まった。) ※この “to smoke” は目的を表す副詞的用法の不定詞です。

動名詞と不定詞の使い分け、特に目的語のパターンは覚えることが多くて大変ですよね。まずは ①動名詞しか取らない動詞 (enjoy, finishなど)②不定詞しか取らない動詞 (want, hope, decideなど) の代表的なものをしっかり押さえることから始めましょう。意味が変わる動詞は、少しずつ慣れていけば大丈夫ですよ!

AYUMI
AYUMI

動詞によって目的語が決まってるなんて、面白いルールですね!全部覚えるのは大変そうだけど、よく使う動詞から覚えていけばいいんですね。安心しました。


まとめ:動名詞の基礎をおさらいしよう

今回は、英語の「動名詞」の基礎について、その作り方から文の中での役割、そして不定詞との使い分けの基本まで、詳しく見てきました。最後に、今回の内容を簡単におさらいしましょう。

  • 動名詞の作り方動詞の原形 + ing (例:study → studying)
  • 動名詞の基本的な意味「〜すること」
  • 動名詞と現在分詞の違い:動名詞は名詞の役割(〜すること)、現在分詞は形容詞(〜している)や進行形の一部。
  • 文の中での動名詞の役割
    • 主語:「〜することは…だ」(例:Studying English is fun.)
    • 補語:「主語は〜することだ」(例:My hobby is collecting stamps.)
    • 動詞の目的語:「〜することが〜だ」(例:I enjoy watching movies.)
      • enjoy, finish, stop など、動名詞のみを目的語にとる動詞がある。
    • 前置詞の目的語:「前置詞 + 〜すること」(例:Thank you for coming.)
      • 前置詞の後ろは必ず動名詞!(または名詞・代名詞)
  • 動名詞と不定詞の名詞的用法の使い分け(基礎)
    • ニュアンス:動名詞は一般的・過去・現実的、不定詞は未来的・意図的 な傾向。
    • 動詞の目的語:動詞によって、動名詞のみ(enjoyなど)、不定詞のみ(wantなど) をとるものがある。
    • remember, forget, try, stop などは、どちらをとるかで意味が変わる。

動名詞は、英語の表現の幅をぐっと広げてくれる便利なツールです。最初は覚えることが多く感じるかもしれませんが、一つ一つのルールを例文と一緒に確認しながら、焦らずゆっくりと身につけていってくださいね。動名詞を使いこなせるようになると、もっと英語が楽しくなりますよ!応援しています!