「もちろんいいですよ!」「もちろんですとも!」相手の依頼や質問に対して、快く承諾したり、当然のことだと伝えたりするときに使う「もちろん」という言葉。英語で表現しようとすると、多くの人が「Of course.」というフレーズを思い浮かべるのではないでしょうか。学校でも習いますし、日常的にもよく耳にする表現ですよね。でも、いつも「Of course.」ばかりだと、なんだかちょっと芸がないかな…?それに、時と場合によっては、「Of course.」が少し偉そうに聞こえたり、当たり前すぎることを言っているような失礼な印象を与えたりしないかな…?なんて心配になったことはありませんか?
実は、英語で「もちろん」という気持ちを表す表現は、「Of course.」以外にも驚くほどたくさんあるんです!そして、ネイティブスピーカーは、その場の状況や相手との関係性、そして伝えたい「もちろん」のニュアンスによって、実に様々なフレーズを使い分けています。「Of course.」が万能ではない場面もあるのです。この記事では、そんな「もちろん」の英語表現を、「Of course.」の正しい使い方から、より丁寧な言い方、カジュアルな言い方、そして特定の状況で使える便利なフレーズまで、具体的なシーンと共に、とことん分かりやすく解説していきます。これを読めば、あなたも「もちろん!」の英語表現の引き出しが増え、コミュニケーションがもっとスムーズで豊かになりますよ!

「Of course.」って、いつでも使える万能フレーズだと思ってました…!違うんですか!?
「Of course.」は本当に万能?ネイティブが感じるニュアンスと正しい使い方
まず、私たち日本人が「もちろん」の代表として真っ先に思い浮かべる「Of course.」というフレーズについて、ネイティブスピーカーは実際にどんな感覚で使い、どんな時に使うのが最も適切で、そしてどんな時に注意が必要なのかを、改めて確認しておきましょう。この基本を押さえることが、より自然な英語表現への第一歩です。
「Of course.」が持つ基本的な意味と使われる場面
「Of course.」は、文字通り「当然のことながら」「言うまでもなく」という意味を持つ、相手の言ったことや頼み事に対して、それが当たり前のことである、あるいは喜んで受け入れるという気持ちを強く示す表現です。「course」には「成り行き」「進路」といった意味があり、「of course」で「自然な成り行きとして」「当然の帰結として」というニュアンスになります。
このフレーズは、以下のような場面でよく使われます。
- 許可を求められたときの快い承諾:
例:「Can I use your phone? (電話借りてもいい?)」「Of course. (もちろんいいよ。)」 - 依頼に対する快諾:
例:「Could you help me with this? (これを手伝ってくれますか?)」「Of course, I can. (もちろんですとも。)」 - 相手の言ったことが明白な事実であることへの同意:
例:「It’s really hot today, isn’t it? (今日、本当に暑いね。)」「Of course, it is! It’s August. (もちろんそうだとも!8月だからね。)」 - 疑いようのない事実や、言うまでもないことを強調するとき:
例:He is, of course, the best player on the team. (彼は、もちろん、チームで最高の選手だ。)
このように、「Of course.」は、相手の言葉を強く肯定したり、自分の承諾の意思を明確に示したりする際に非常に便利なフレーズです。

「Of course.」が失礼に聞こえる可能性とその理由
「Of course.」は非常に一般的な表現ですが、使い方や状況によっては、相手に失礼な印象や、少しトゲのある印象を与えてしまうことがあるので注意が必要です。それはなぜでしょうか?
主な理由は、「Of course.」が持つ「当たり前でしょ?」「そんなこと聞くまでもないでしょ?」という、やや上から目線とも取れるニュアンスにあります。相手が何かを尋ねてきたことに対して、それが話し手にとっては「当然のこと」であると強調しすぎると、相手は「馬鹿にされたのかな?」「そんなことも知らないと思われたのかな?」と感じてしまうかもしれません。
特に注意が必要なのは、相手が何かを知っているかどうかを尋ねてきたり、助けを求めてきたりした場合です。
避けた方が良い例:
- A: Do you know where the restroom is? (お手洗いがどこかご存知ですか?)
B: Of course. It’s down the hall to the left. (もちろん。廊下の左奥ですよ。) ← 少し冷たい印象、当たり前でしょ感がでる可能性 - A: Could you possibly lend me a pen? I forgot mine. (もし可能でしたら、ペンをお貸しいただけませんか?忘れてしまって。)
B: Of course. Here you are. (もちろんです。はいどうぞ。) ← 親切だが、少し「そんなこと当然貸しますよ」というニュアンスも
これらの場面で「Of course.」を使うと、相手は「そんな当たり前のことをわざわざ聞かなくても…」と、少し不快な気持ちになるかもしれません。もちろん、声のトーンや表情、相手との関係性によって受け取られ方は大きく変わりますが、無意識のうちに失礼な印象を与えてしまうリスクがあることは知っておくべきでしょう。
日本語の「もちろん」も、言い方によっては「当たり前じゃないですか」という少し強い響きになることがありますよね。英語の「Of course.」も、それと似たような感覚で捉えると分かりやすいかもしれません。
「Of course.」をより丁寧に、またはフレンドリーに使うコツ
では、「Of course.」を使いつつも、相手に失礼な印象を与えず、より丁寧でフレンドリーなニュアンスを出すにはどうすれば良いのでしょうか? いくつかコツがあります。
- 笑顔と優しい声のトーンで言う:
これが最も重要です。どんな言葉も、言い方一つで印象は大きく変わります。心からの笑顔と、温かい声のトーンで「Of course!」と言えば、「喜んで!」「もちろん、お安い御用ですよ!」というポジティブな気持ちが伝わります。 - 「Of course, I’d be happy to.」のように、肯定的な言葉を付け加える:
「Of course.」の後に、「I’d be happy to help. (喜んでお手伝いしますよ。)」や「No problem at all. (全く問題ありませんよ。)」のような、相手を気遣う言葉や、積極的な協力の意思を示す言葉を続けると、より丁寧で親切な印象になります。 - 相手の言葉を繰り返してから「Of course.」と言う:
例えば、「Can I borrow your pen?」と聞かれたら、「My pen? Of course, here you go. (私のペン?もちろん、はいどうぞ。)」のように、相手の言葉を一部繰り返すことで、会話がより自然になり、「当たり前でしょ」感を和らげることができます。 - 「Of course not.」の使い分け:
否定の「もちろん~ない」と言いたい場合は「Of course not.」を使いますが、これも「当たり前じゃないか、そんなことするわけないだろう」という強い否定になることがあります。相手に誤解を与えないように注意が必要です。「Do you mind if I smoke here? (ここでタバコを吸っても構いませんか?)」に対して「Of course not. (もちろん構いませんよ。)」と答えるのはOKですが、文脈によっては「絶対にダメだ」という強い拒絶に聞こえることもあります。
結局のところ、「Of course.」が失礼に聞こえるかどうかは、文脈と、あなたの伝え方次第です。相手への敬意を忘れず、温かい気持ちで使えば、非常に便利なフレーズであることには変わりありません。ただ、万能ではない、ということだけ覚えておきましょう。
「Of course.」って、そんなに気を使わないといけない言葉だったんですね…。知らなかったです。
そうなんです。多くの日本人が「Of course. = もちろん(いつでもOK!)」と単純に覚えてしまっているかもしれませんが、ネイティブスピーカーは、その言葉が持つ「当然」というニュアンスを敏感に感じ取っています。だからこそ、他の言い換え表現を知っておくことが、よりスムーズで誤解のないコミュニケーションに繋がるんですよ。

笑顔で言うのが大事なんですね!それなら私にもできそう!
「もちろん!」の気持ちを伝える英語の言い換え表現集
「Of course.」以外にも、「もちろん!」という快諾や当然の気持ちを表す英語表現はたくさんあります。ここでは、カジュアルな場面で使えるフレンドリーな言い方から、ビジネスシーンでも役立つ丁寧な表現まで、様々なバリエーションをご紹介します。これらのフレーズを使いこなして、あなたの「もちろん!」の表現力を豊かにしましょう!
カジュアルな場面で使える「もちろん!」
友人同士の会話や、リラックスした雰囲気の場面では、もっとくだけた「もちろん!」が使えます。相手との距離を縮め、親しみやすい印象を与えることができますよ。
- Sure! / Sure thing! (もちろん!/いいよ!)
「Of course.」よりもカジュアルで、軽い快諾を表すのに非常に便利な言葉です。「Sure thing!」はさらにくだけた言い方。「いいとも!」くらいの感じです。 - Yeah, definitely! / Absolutely! (うん、もちろん!/その通り!)
「definitely (間違いなく)」や「absolutely (完全に、全くその通り)」といった言葉で、強い同意や確信を込めた「もちろん!」を表します。相手の意見に心から賛同するときなどにも使えます。 - No problem! / Not a problem! (問題ないよ!/どういたしまして!)
「ありがとう」への返答として「どういたしまして」という意味でも使われますが、依頼や許可を求められたときに「もちろん、お安い御用だよ」というニュアンスでも使えます。 - You bet! (もちろんさ!/当たり前だよ!)
アメリカ英語のカジュアルな表現で、「当然だとも!」という自信に満ちた「もちろん!」です。相手の期待に応えるような場面で使われます。 - Why not? (もちろんいいよ!/ダメな理由なんてないよ!)
相手からの提案や誘いに対して、「もちろんOKだよ!断る理由なんてないよ!」と積極的に同意するときに使います。少し意外な快諾を示すこともあります。
例文:
- A: Can you give me a ride to the station? (駅まで乗せてってくれる?)
B: Sure thing! Hop in. (いいとも!乗って。) - A: Do you think we can finish this by tomorrow? (これ、明日までに終えられると思う?)
B: Yeah, definitely! If we work together. (うん、もちろん!一緒にやればね。) - A: Can I join your study group? (君たちの勉強会に参加してもいいかな?)
B: Why not? The more, the merrier! (もちろんいいよ!人が多い方が楽しいからね!)
これらのカジュアルな表現は、友人や家族、親しい同僚など、気兼ねなく話せる相手に使うのが適しています。声のトーンも明るく、フレンドリーな感じで言うと、より自然に聞こえますよ。

丁寧さが求められる場面での「もちろんです」
ビジネスシーンや、目上の人との会話、あるいは公の場で「もちろんです」と伝えたい場合には、より丁寧でフォーマルな言葉遣いが求められます。「Of course.」も使えますが、さらに敬意を示したい場合には、以下のような表現が役立ちます。
- Certainly. (かしこまりました。/もちろんです。)
「Of course.」と似ていますが、よりフォーマルで、確実性や信頼性を感じさせる「もちろんです」です。ホテルやレストランの従業員が顧客に対して使うなど、サービス業でよく聞かれます。 - Absolutely. (もちろんです。/その通りです。)
カジュアルな場面でも使えますが、フォーマルな文脈では、相手の意見や提案に強く同意し、確信を持っていることを示す「もちろんです」として機能します。 - By all means. (ぜひどうぞ。/もちろんですとも。)
相手からの許可の求めや依頼に対して、心から快く承諾する、非常に丁寧で積極的な「もちろんです」です。「あらゆる手段を尽くしても(あなたのためにやりますよ)」というニュアンスが含まれています。 - I’d be happy to. / I’d be glad to. (喜んで。/喜んで~いたします。)
「Of course.」の代わりに、あるいは「Of course.」に続けて使うことで、「もちろん、喜んでやらせていただきます」という、積極的で丁寧な意思表示になります。依頼に対する快諾で非常によく使われます。 - Without a doubt. (疑いなく。/もちろんです。)
相手の質問や発言に対して、それが全く疑いのない事実であることを強調する「もちろんです」です。自信を持って断言する際に使います。
例文:
- A: Could you send me the report by email? (報告書をメールで送っていただけますか?)
B: Certainly. I’ll send it to you right away. (かしこまりました。すぐにお送りします。) - A: May I ask a few questions about this product? (この製品についていくつか質問してもよろしいでしょうか?)
B: By all means. Please feel free to ask anything. (ぜひどうぞ。ご遠慮なく何でもお尋ねください。) - A: Do you think our new strategy will work? (私たちの新しい戦略はうまくいくと思いますか?)
B: Without a doubt. I’m confident it will bring great results. (もちろんです。素晴らしい結果をもたらすと確信しています。)
これらの丁寧な表現は、相手に敬意を払い、かつ自分の確固たる意思や同意を伝えたいときに非常に有効です。ビジネスシーンでは、このような言葉遣いができると、相手に安心感と信頼感を与えることができますね。
「当たり前だよ」というニュアンスを強調する表現
「そんなこと聞くまでもないよ、当たり前じゃないか!」という、非常に強い肯定や同意の気持ちを込めた「もちろん!」を伝えたいときには、少し強調された表現が使われます。ただし、これは親しい間柄や、冗談が通じる相手に限定して使うべき場合が多いです。
- Obviously! / Clearly! (明らかにね!/もちろんそうだよ!)
「誰が見ても明らかだ」「言うまでもない」というニュアンスです。相手の言ったことが、火を見るより明らかな事実であるときに使います。 - You don’t even have to ask! (聞くまでもないよ!/当たり前じゃないか!)
「あなたが尋ねる必要さえないほど、それは当然のことだよ」という意味です。相手の依頼や質問に対して、心から快諾する気持ちを強く表します。 - What do you think? Of course! (どう思うって?もちろんさ!)
相手の質問に対して、「そんなこと決まってるじゃないか!」と、少しおどけた感じで「もちろん!」と答える言い方です。
これらの表現は、感情がこもりやすく、言い方によっては少し見下したように聞こえたり、皮肉っぽく聞こえたりする可能性もあるので、使う相手と状況をよく見極めることが大切です。笑顔で、親しみを込めて言うのがポイントですね。
「By all means.」って、初めて聞きました!すごく丁寧な感じがしますね。どんな時に使うのがいいんでしょうか?
「By all means.」は、確かに少し聞き慣れないかもしれませんが、非常に丁寧で、かつ相手の要望を心から歓迎するニュアンスのある素敵な表現ですよ。「どうぞご遠慮なく」「ぜひぜひ」といった気持ちを伝えたいときにぴったりです。例えば、誰かが「この資料、コピーしてもよろしいでしょうか? (May I copy this document?)」と尋ねてきたときに、「By all means. Go ahead. (もちろんですとも。どうぞ。)」のように使うと、相手はとても快くコピーできるでしょう。また、誰かを食事に誘って「本当に行ってもいいの?」と遠慮されたときに、「By all means! I’d love for you to come. (ぜひとも!あなたに来てもらえたら嬉しいわ。)」と返すと、心からの歓迎が伝わります。少し改まった印象を与えたいときや、相手に安心感を与えたいときに、ぜひ使ってみてください。

「I’d be happy to.」って、すごく親切な感じがしますね!これは覚えておきたいです!
「Of course.」を使う際に気をつけたいことと、より良いコミュニケーションのために
「Of course.」は便利なフレーズですが、その「当然」というニュアンスから、時には意図せず相手に誤解を与えてしまう可能性も秘めています。ここでは、「Of course.」を使う際に心がけたいことや、より円滑で温かいコミュニケーションを築くためのヒントについて考えてみましょう。
声のトーンと表情でニュアンスを調整する
どんな言葉もそうですが、特に「Of course.」は、それを言うときの声のトーンと表情によって、相手に与える印象が大きく変わります。
- ポジティブな「Of course!」:
明るく、少し高めのトーンで、笑顔で言うと、「もちろん喜んで!」「当たり前じゃない、お安い御用だよ!」という、フレンドリーで積極的な快諾の気持ちが伝わります。 - ニュートラルな「Of course.」:
落ち着いたトーンで、淡々と言うと、「ええ、もちろんです」「当然そうなります」という、客観的な事実確認や、事務的な承諾のニュアンスになります。 - ネガティブに聞こえかねない「Of course.」:
低いトーンで、少しぶっきらぼうに、あるいは呆れたような表情で言うと、「当たり前だろ、そんなことも分からないのか?」「言われなくても分かってるよ」という、相手を見下したり、うんざりしたりしているような、失礼な印象を与えてしまう可能性があります。
特に、相手が何かを尋ねてきたり、助けを求めたりしている場面では、できるだけ温かく、親切なトーンで「Of course!」と言うように心がけましょう。あなたの「もちろん!」が、相手を安心させ、喜ばせるようなものであってほしいですよね。
「当たり前」の押し付けにならないように注意する
「Of course.」の核心的な意味は「それは当然のことだ」ということです。しかし、自分にとって「当然」なことが、相手にとっても「当然」であるとは限りません。この認識のズレが、時としてコミュニケーションの齟齬を生むことがあります。
例えば、あなたが専門家で、相手が初心者である場合、あなたにとっては当たり前の知識でも、相手にとっては初めて聞くことかもしれません。そんなときに、相手の質問に対して「Of course, it’s A. (もちろん、それはAですよ。)」と答えてしまうと、相手は「そんなことも知らないのか、と馬鹿にされたのかな…」と感じてしまうかもしれません。
相手の立場や知識レベルを考慮し、「当たり前」という自分の感覚を押し付けないように注意することが大切です。もし相手が知らないかもしれないと感じたら、「Of course.」の代わりに、「Yes, that’s correct. It’s A. (はい、その通りです。それはAです。)」のように、より客観的で丁寧な言い方を選ぶか、あるいは「Let me explain. It’s A because… (ご説明しますね。それはAです、なぜなら…)」のように、親切に説明を加えてあげるのが良いでしょう。
コミュニケーションは、相手への思いやりが基本です。「自分にとっては当たり前でも、相手にとってはそうではないかもしれない」という想像力を持つことが、誤解を避けるための第一歩ですね。
感謝の言葉や肯定的な言葉を添える
「Of course.」が持つ「当然」というニュアンスを和らげ、より温かい印象にするためには、感謝の言葉や肯定的な言葉を添えるのが非常に効果的です。
- A: Thank you for helping me. (手伝ってくれてありがとう。)
B: Of course! I’m always happy to help a friend. (もちろんさ!友達を助けるのはいつでも嬉しいよ。) - A: Can I ask you a question? (質問してもいいですか?)
B: Of course! Please, go ahead. What’s on your mind? (もちろんです!どうぞ、続けてください。何が気になっていますか?) - A: Is it okay if I arrive a little late? (少し遅れて到着しても大丈夫ですか?)
B: Of course, that’s no problem at all. Just let me know when you’re on your way. (もちろん、全く問題ありませんよ。ただ、向かっているときに知らせてくださいね。)
このように、「Of course.」の前後に、「喜んで」「いつでもどうぞ」「問題ないですよ」といったポジティブなメッセージを加えることで、「当たり前でしょ」という少し強い響きが中和され、相手に安心感と親近感を与えることができます。
特に、相手が遠慮がちに何かをお願いしてきたときには、「Of course! Don’t hesitate to ask! (もちろん!遠慮しないで何でも聞いてね!)」のように、相手の気持ちを汲み取った温かい言葉を添えてあげると、とても喜ばれるでしょう。
「Of course.」の代わりに使える、よりソフトな表現を知っておく
それでもやはり、「Of course.」を使うのが少しはばかられるな、と感じる場面もあるかもしれません。そんなときのために、「もちろん」の気持ちをよりソフトに、あるいは別の角度から伝えられる表現を知っておくと、コミュニケーションの選択肢が広がります。
例えば、許可を求められたときに「もちろんいいですよ」と快く伝えたいなら…
- Sure. (いいですよ。)
- Certainly. (もちろんです。)
- Absolutely. (ええ、もちろんです。)
- Go ahead. (どうぞ。)
- Be my guest. (どうぞご遠慮なく。)
相手の言ったことが「もちろんその通りだ」と同意したいなら…
- That’s right. (その通りです。)
- Exactly. (まさしくその通りです。)
- I agree. (同感です。)
これらの表現は、「Of course.」が持つ「当然」という強いニュアンスを避けつつ、「もちろん」という気持ちを伝えるのに役立ちます。状況や相手に合わせて、これらのフレーズと「Of course.」を使い分けられるようになると、あなたの英語はもっと自然で、相手に配慮の行き届いたものになりますよ。
言葉の引き出しが多いほど、コミュニケーションは豊かになります。「Of course.」は便利な言葉ですが、それに頼りすぎず、様々な表現を試してみるのが上達のコツですね。

「Of course.」って、奥が深い言葉だったんですね…。ただ「もちろん」ってだけじゃないんだ…。
まとめ:「Of course.」を上手に使いこなし、「もちろん!」の英語表現を豊かに!
今回は、英語で「もちろん」という気持ちを伝える際の代表的なフレーズ「Of course.」の正しい使い方と注意点、そしてそれ以外の様々な言い換え表現について、詳しく解説してきました。これで、もう「もちろん!」の英語表現に悩むことは少なくなるはずです!最後に、この記事で学んだ大切なポイントを、もう一度簡潔にまとめておさらいしましょう。
- 「Of course.」は、「当然のことながら」「言うまでもなく」という意味で、相手の言葉を強く肯定したり、快く承諾したりする際に使われる基本的な表現です。
- しかし、「Of course.」は、その「当然」というニュアンスから、使い方や状況によっては相手に失礼な印象や、上から目線と受け取られる可能性もあるため、注意が必要です。
- 「Of course.」をより丁寧に、またはフレンドリーに使うためには、笑顔と優しい声のトーンで言う、肯定的な言葉を付け加える、相手の言葉を繰り返すなどの工夫が効果的です。
- カジュアルな場面での「もちろん!」には、「Sure! / Sure thing!」「Yeah, definitely! / Absolutely!」「No problem!」「You bet!」「Why not?」などが使えます。
- 丁寧さが求められる場面では、「Certainly.」「Absolutely.」「By all means.」「I’d be happy to.」などが適切です。
- 「当たり前だよ」という強い肯定には、「Obviously!」や「You don’t even have to ask!」といった表現もありますが、使う相手を選びます。
- 「Of course.」を使う際には、相手の立場や知識レベルを考慮し、「当たり前」という自分の感覚を押し付けないように注意することが大切です。
- 最も重要なのは、相手への敬意と、伝えたい気持ちの真摯さです。言葉選びだけでなく、声のトーンや表情も、相手に与える印象を大きく左右します。
「Of course.」という一言は、非常に便利で力強い言葉ですが、その一方で、使い方を誤ると意図しない誤解を生む可能性も秘めています。日本語の「もちろん」が持つ幅広いニュアンスを、英語ではより具体的に、そして状況に合わせて表現し分ける必要がある、ということを理解していただけたでしょうか。
この記事で紹介した様々な「もちろん!」の英語フレーズをあなたのボキャブラリーに加え、相手や状況に最も適した言葉を選ぶことで、あなたの英語コミュニケーションはもっとスムーズで、もっと心温まるものになるはずです。これからも、言葉のニュアンスを楽しみながら、英語の世界を探求し続けてくださいね!応援しています!

「Of course.」の使い方がよく分かりました!これからはもっと色々な「もちろん!」が言えそうです!ありがとうございました!
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