英語の文章を読んでいると、名詞のすぐ後ろに、コンマや that で導かれた別の名詞句や節が続いていて、「これって前の名詞とどういう関係なの?」と戸惑うこと、ありませんか? 実はそれ、「同格構文」と呼ばれるもので、前の名詞の内容を具体的に説明したり、言い換えたりする、とっても便利な表現方法なんです。英語学習を始めたばかりの方や、中学生、高校生、そして大学受験やTOEICで長文読解のスキルアップを目指す皆さんにとって、この同格構文を理解することは、英文をより正確に、そして深く読み解くための重要な鍵となります。
「同格って言われても、なんだか難しそう…」「どうやって見分けるの?」「関係代名詞と何が違うの?」そんな疑問や不安を感じている方もいるかもしれませんね。でも大丈夫!この記事では、そんな皆さんのために、同格構文の基本的な仕組みから、具体的な使い方、見分け方のコツ、そして自然な訳し方まで、例文をたっぷり使いながら、一つひとつ丁寧に解説していきます。この記事を読み終わる頃には、きっと同格構文の正体がスッキリ理解でき、自信を持って英文を読み解き、さらには自分でも使えるようになっているはずですよ!

同格構文、なんだかややこしそうだけど、これでスッキリわかるかな?
同格構文の基本 – 「イコール」で結ばれる名詞たち
まずは、同格構文とは一体何なのか、その基本的な考え方と役割から見ていきましょう。「同格」という言葉の通り、「同じ格」、つまり「同じ資格」で名詞同士が結びつくイメージです。
同格構文とは? – 名詞を別の名詞(句・節)で説明する表現
同格構文(どうかくこうぶん、Apposition)とは、ある名詞(先行詞と呼ばれることもあります)の直後に、別の名詞、名詞句、または名詞節を置いて、前の名詞の内容を具体的に説明したり、言い換えたり、補足したりする表現方法のことです。簡単に言うと、「[前の名詞] = [後ろの名詞(句・節)]」という関係が成り立つ構文、と考えると分かりやすいでしょう。
同格の関係にある語句は、文法的には同じ格(同じ働き)を持つとされ、多くの場合、コンマ (,) や接続詞の that、前置詞の of などを使って結びつけられます。
例えば、
- My friend, John, is a doctor. (私の友達のジョンは医者です。)
→ “My friend” = “John” という関係ですね。”John” が “My friend” を具体的に説明しています。
- The news that he won the prize surprised everyone. (彼がその賞を受賞したという知らせは皆を驚かせた。)
→ “The news” = “that he won the prize” (彼がその賞を受賞したこと) という内容です。
- The city of Rome is famous for its ancient ruins. (ローマという都市は古代遺跡で有名だ。)
→ “The city” = “Rome” という関係。”of” を使った同格です。
このように、同格構文を使うことで、ある名詞についてより詳しい情報を提供し、聞き手や読み手の理解を助けることができるんです。
同格の役割 – 具体化、言い換え、補足説明
同格構文が果たたす主な役割は、以下の3つです。
- 具体化: 前の名詞が指すものを、より具体的に特定したり、名前を挙げたりする。
例: My brother, Tom, plays soccer. (私の兄[弟]のトムはサッカーをする。)
→ 「私の兄[弟]」が誰なのかを「トム」と具体的に示しています。
- 言い換え・定義: 前の名詞を別の言葉で言い換えたり、その意味を定義したりする。
例: The capital of Japan, Tokyo, is a large city. (日本の首都である東京は大きな都市だ。)
→ 「日本の首都」を「東京」と言い換えています。
- 補足説明: 前の名詞について、追加の情報や詳細な説明を加える。
例: I have a dream that one day this nation will rise up. (私には夢がある。それはいつの日かこの国が立ち上がるということだ。) (キング牧師の有名な演説より)
→ “a dream” の内容を “that one day this nation will rise up” が詳しく説明しています。
同格構文は、名詞に情報を「肉付け」するようなイメージですね。これによって、文章がより明確で、内容豊かなものになります。
同格を表す主な形式 – コンマ、that節、of句など
同格関係は、いくつかの異なる形式で表されます。代表的なものを見ていきましょう。
- コンマ (,) で区切る:
最も一般的な形で、先行する名詞の直後にコンマを置き、同格の名詞(句)を続けます。挿入の一種と考えることもできます。
例: Mr. Smith, our English teacher, is very kind. (私たちの英語の先生であるスミス氏はとても親切だ。)
- 接続詞の that を使う (同格のthat節):
the news, the fact, the idea, the belief, the hope, the rumor などのように、内容を必要とする抽象名詞の後に、その具体的な内容を説明する that節が続く形です。この that は接続詞で、「~という」と訳せます。
例: The fact that he is still alive is a miracle. (彼がまだ生きているという事実は奇跡だ。)
- 前置詞の of を使う:
「~という」という意味で、前の名詞と後ろの名詞を同格関係で結びます。特に、”the city of ~”, “the month of ~”, “the name of ~” のような地名、月、名前などでよく使われます。
例: The month of January is usually very cold. (1月という月はたいていとても寒い。)
- to不定詞を使う (同格のto不定詞):
ability, decision, chance, plan, promise などの名詞の後に、その内容を説明する to不定詞が続くことがあります。「~するという…」と訳せます。
例: His decision to study abroad surprised us. (留学するという彼の決断は私たちを驚かせた。)
- 語句を並べるだけ (無標識の同格):
特に肩書きや関係を示す場合など、何も標識をつけずに名詞を並べるだけで同格関係を表すこともあります。
例: President Lincoln (リンカーン大統領)
例: My sister Mary (私の姉[妹]のメアリー)
色々な形がありますが、基本は「前の名詞 = 後ろの語句」という関係性を理解することが大切です。形に惑わされず、意味のつながりを見抜きましょう!

へぇ~、同格って「イコール」の関係なんだね!コンマだけじゃなくて、that とか of も使うんだ!
同格構文の主なパターンと見分け方のポイント
それでは、同格構文の代表的なパターンを、具体的な見分け方のポイントとともに詳しく見ていきましょう。特に、関係代名詞との違いはしっかり押さえておきたいところです。
コンマで区切られる同格 – 名詞, 名詞(句) の形
これは最もシンプルで分かりやすい同格の形です。[名詞A], [名詞B(句)], … のように、名詞Aの直後にコンマを置き、それとイコールの関係にある名詞B(句)を続けます。名詞B(句)は、名詞Aの具体的な名前だったり、職業や立場などの説明だったりします。
- Our new neighbor, Mr. Tanaka, is from Osaka.
(私たちの新しい隣人である田中さんは大阪出身です。)
→ Our new neighbor = Mr. Tanaka
- I visited London, the capital of the UK, last summer.
(私は去年の夏、イギリスの首都であるロンドンを訪れた。)
→ London = the capital of the UK
- My favorite sport, soccer, is popular all over the world.
(私の好きなスポーツであるサッカーは世界中で人気がある。)
見分け方のポイント:
- コンマで挟まれた部分 (またはコンマの後の部分) を取り除いても、文として成り立つ。
- コンマで挟まれた部分が、直前の名詞と「イコール」の関係にある。
- 関係代名詞の非制限用法 (…, who/which …) と似ていますが、同格の場合は、コンマの後の部分がそれ自体で独立した名詞(句)であり、関係詞節のように動詞を含んで先行詞を修飾する形とは限りません。(ただし、意味的には近いことも多いです。)
例: My brother, a famous pianist, will hold a concert. (同格)
My brother, who is a famous pianist, will hold a concert. (関係代名詞の非制限用法)
どちらも「私の兄[弟]は有名なピアニストで、コンサートを開く」という意味合いは同じですね。
同格の that節 – 「~という」名詞の内容を説明
これは非常に重要で、試験でもよく狙われる同格の形です。the fact (事実), the news (知らせ), the idea (考え), the belief (信念), the hope (希望), the rumor (噂), the possibility (可能性), the evidence (証拠), the theory (理論), the claim (主張), the statement (声明) のような、内容を必要とする抽象的な名詞の後に、接続詞の that で導かれる節(主語+動詞 を含む)が続き、その名詞の具体的な内容を説明します。 この that は「~という」と訳せます。
- The rumor that the company will go bankrupt is spreading quickly.
(その会社が倒産するという噂が急速に広まっている。)
→ The rumor = the company will go bankrupt (会社が倒産すること)
- I have a strong belief that he will succeed.
(私には彼が成功するという強い信念がある。)
→ a strong belief = he will succeed (彼が成功すること)
- There is no evidence that she committed the crime.
(彼女がその罪を犯したという証拠は何もない。)
- The idea that we should postpone the meeting was proposed.
(会議を延期すべきだという考えが提案された。)
同格の that節は、関係代名詞の that節と形がよく似ているため、混同しやすいので注意が必要です。
同格の that節と関係代名詞の that節の見分け方:
これが最大のポイントです!
- 同格の that節:
- that は接続詞。
- that節は完全な文(S+V(+O/C) の要素が全て揃っている)。
- that は省略できない。
- that を which に置き換えることはできない。
- 先行する名詞は、内容を必要とする抽象名詞が多い (fact, news, idea など)。
- 意味は「[先行名詞] = [that節の内容]」。
- 関係代名詞の that節:
- that は関係代名詞。
- that節は不完全な文(that が主格または目的格の働きをするため、節内に主語または目的語が欠けている)。
- 目的格の that は省略できる。
- 先行詞が「物」なら which に置き換えられることが多い。
- 先行する名詞は、具体的な物や人を指すことが多い。
- 意味は「[that節の内容] が [先行名詞] を修飾する」。
例文で比較してみましょう。
同格の that節:
- The news that he passed the exam made her happy. (彼が試験に合格したという知らせは彼女を喜ばせた。)
→ that節 “he passed the exam” は完全な文 (SVO)。 The news = he passed the exam.
関係代名詞の that節:
- The news that he told me was surprising. (彼が私に教えてくれたその知らせは驚くべきものだった。)
→ that節 “he told me (the news)” は、told の目的語 (the news) が欠けている不完全な文。that がその目的語の代わり。 The news ← he told me (the news).
この見分け方は本当に重要です! that節が「完全な文」か「不完全な文」かを確認するクセをつけましょう。完全な文なら同格の可能性大、不完全な文なら関係代名詞です!
同格の of – 「~という」名詞を繋ぐ
前置詞の of も、二つの名詞を同格関係で結びつける役割を果たすことがあります。「A of B」の形で、「BというA」という意味になります。特に、種類、名称、単位、内容などを表すときによく使われます。
- the city of Paris (パリという都市)
- the month of May (5月という月)
- the name of Taro (太郎という名前)
- the title of “Doctor” (「博士」という称号)
- a cup of tea (一杯の紅茶) ← この of は「量」を表すので厳密には同格とは少し異なりますが、tea という中身を示していますね。
- the problem of unemployment (失業という問題)
- the art of conversation (会話という技術)
この of は、所有 (~の) や部分 (~の中の) を表す of とは意味が異なるので注意が必要です。文脈から「イコール」の関係になっているかを見抜きましょう。
例: a friend of mine (私の友達の一人) ← 所有の of + 所有代名詞
the city of London (ロンドンという都市) ← 同格の of
同格の to不定詞 – 「~するという」名詞の内容を具体化
ability (能力), attempt (試み), chance/opportunity (機会), decision (決定), desire (願望), effort (努力), failure (失敗), plan (計画), promise (約束), refusal (拒否), right (権利), time (時間), way (方法) といった名詞の後に、to不定詞が続いて、その名詞の具体的な内容を説明することがあります。これも同格の一種で、「~するという…」と訳せます。
- He has the ability to solve complex problems.
(彼には複雑な問題を解決する能力がある。)
→ the ability = to solve complex problems (複雑な問題を解決すること)
- Her decision to quit her job surprised everyone.
(仕事を辞めるという彼女の決断は皆を驚かせた。)
- This is a good chance to learn something new.
(これは何か新しいことを学ぶ良い機会だ。)
- I made a promise to help him.
(私は彼を助けるという約束をした。)
この to不定詞は、名詞を修飾する形容詞的用法と似ていますが、前の名詞と to不定詞の内容が「イコール」の関係にあるのが特徴です。例えば、「飲むための水 (water to drink)」は形容詞的用法で、water ≠ to drink ですが、「飲むという決断 (a decision to drink)」なら同格の関係に近いと言えます。
同格の to不定詞は、名詞の内容を具体的に行動で示すイメージですね。「~する」という内容が、前の名詞そのものである、と考えると分かりやすいかもしれません。

同格の that節と関係代名詞の that節の違い、やっとわかったかも!of とか to不定詞も同格になるんだね!
同格構文を使いこなすための実践ポイントと注意点
同格構文のパターンが理解できたら、次はそれを実際に読み解き、そして自分でも使えるようになるためのポイントを見ていきましょう。ちょっとしたコツと注意点がありますよ。
同格構文の自然な訳し方 – 「~すなわち」「~という」を使い分ける
同格構文を日本語に訳すときは、直訳すると硬くなりがちなので、文脈に合わせて自然な表現を心がけることが大切です。主に以下のような訳し方が考えられます。
- 「~、すなわち~」 (コンマの同格で、言い換えや説明を強調したいとき)
例: My colleague, Ms. Sato, that is to say, the manager of the sales department, will attend the meeting.
→ 私の同僚、佐藤さん、すなわち営業部長が、会議に出席します。
(that is (to say) や namely などを補って訳すと分かりやすいことも)
- 「~という…」 (同格のthat節、of、to不定詞など)
例: The news that our team won spread quickly.
→ 私たちのチームが勝ったという知らせはすぐに広まった。
例: The city of Kyoto is famous for its temples.
→ 京都という都市は寺で有名だ。
例: His plan to travel around the world is exciting.
→ 世界中を旅するという彼の計画はワクワクするものだ。
- 先行名詞を修飾するように訳す (コンマの同格などで、自然な流れを重視するとき)
例: Mr. Brown, an experienced lawyer, gave us some advice.
→ 経験豊富な弁護士であるブラウン氏が、私たちにいくつかアドバイスをくれた。
(「ブラウン氏、それは経験豊富な弁護士だが」よりもスムーズ)
- 挿入的に訳す (コンマの同格で、補足情報を挟み込むように)
例: The main character, a young detective, tries to solve the mystery.
→ 主人公は、(若い探偵なのだが)、その謎を解こうとする。
(カッコで補足するのも良いでしょう)
訳し方に決まりはありませんが、「先行名詞 = 同格語句」というイコールの関係性が伝わるように、そして文全体として自然な日本語になるように工夫しましょう。
同格構文と関係代名詞の非制限用法のニュアンスの違い
コンマで区切られる同格と、関係代名詞の非制限用法 (…, who/which …) は、どちらも先行する名詞に補足的な情報を加えるという点で似ていますが、ニュアンスに若干の違いがあります。
- 同格: 先行名詞と「イコール」の関係をより直接的に示す。「A、すなわちB」というように、AとBが同一のものであることを強調する。説明や定義に近い。
- 関係代名詞の非制限用法: 先行名詞について「追加の情報」を提供する。「Aで、そしてそれは(彼は)Bでもある」というように、情報を付け加えるニュアンスが強い。描写や状況説明に近い。
例:
- My uncle, a doctor, lives in this town. (同格)
→ 私の叔父(=医者)はこの町に住んでいる。(叔父の職業が医者であることを明確に示している)
- My uncle, who is a doctor, lives in this town. (関係代名詞の非制限用法)
→ 私の叔父は(そして彼は医者なのだが)この町に住んでいる。(叔父に関する追加情報として医者であることを述べている)
多くの場合、どちらを使っても意味は大きく変わりませんが、同格の方がより「定義的」で、関係代名詞の非制限用法の方がより「説明的・付加的」な響きを持つことがあります。微妙な違いですが、意識してみると面白いですよ。
同格構文を使いこなして表現力を高めるコツ
同格構文は、単に情報を付け加えるだけでなく、文章にリズムや変化を与え、表現を豊かにする効果もあります。効果的に使うためのコツは以下の通りです。
- 具体例や名前を出すときに使う:
“My favorite writer, Haruki Murakami, …” のように、人名や作品名などを具体的に示すのに便利です。
- 専門用語や難しい言葉を言い換えるときに使う:
“Photosynthesis, the process by which plants make food, …” のように、専門用語を分かりやすく説明できます。
- 抽象的な名詞の内容を明確にするときに使う:
“the hope that things will get better” のように、hope (希望) の具体的な内容を that節で示すと、より伝わりやすくなります。
- 文に変化をつけたいときに使う:
常に短い文で情報を区切るのではなく、同格を使って情報を一つの文にまとめることで、より洗練された印象の文章になります。
- ただし、使いすぎには注意:
同格を多用しすぎると、かえって文が複雑で読みにくくなることもあります。一つの文に入れる同格は1~2箇所程度に留め、バランスを考えることが大切です。
同格構文は、特にライティング(英作文)で表現の幅を広げるのに役立ちます。 意識して使ってみることで、より情報量が多く、かつ分かりやすい文章を書けるようになるでしょう。
TOEICや英検などの試験での同格構文の扱われ方
TOEIC L&Rテストや英検などの英語資格試験では、同格構文は主に長文読解問題で、文の構造を正確に理解する能力を試すために使われます。
- 読解問題:
- 同格の that節と関係代名詞の that節の区別が重要。that節が完全な文か不完全な文かを見抜く力が問われます。
- コンマで区切られた同格句が、どの名詞を説明しているのかを正確に把握する。
- 同格部分が長くても、文全体の主語と動詞を見失わないようにする。
- 文法問題 (Part 5など):
- 同格の that を選ばせる問題(関係代名詞の which などと区別させる)。
- 同格の of を使う表現の知識を問う問題。
- コンマの使い方や、同格に適した名詞を選ぶ問題なども考えられます。
- ライティング・スピーキング:
- 自分で同格構文を使えると、より高度で正確な表現として評価される可能性があります。特に、抽象的な概念を説明したり、具体例を挙げたりする際に有効です。
試験では、同格構文は文を長く複雑に見せるための一つの要素として使われることが多いです。でも、基本的な構造と「イコール」の関係さえ理解していれば、落ち着いて対処できるはず。特に同格のthat節は頻出なので、しっかり対策しておきましょう!

訳し方、色々あるんだなぁ。関係代名詞との違いも、もう一度復習しなきゃ!でも、使いこなせたらカッコイイかも!
まとめ – 同格構文をマスターして、英語の理解力と表現力を飛躍させよう!
今回は、名詞に豊かな情報を与える「同格構文」について、その基本的な仕組みから具体的なパターン、見分け方、そして効果的な使い方まで、詳しく見てきました。これで、今まで「なんだかよくわからない…」と感じていた同格構文が、グッと身近なものになったのではないでしょうか。
最後に、この記事で学んだ同格構文の重要なポイントをまとめておきましょう。
- 同格構文とは:
- ある名詞の直後に別の名詞(句・節)を置き、「[前の名詞] = [後ろの語句]」というイコールの関係で、前の名詞を具体的に説明・言い換え・補足する表現。
- 主な形式:
- コンマで区切る (例: My friend, John, …)
- 同格の that節 (例: the fact that he is honest …) ← that節は完全な文
- 同格の of (例: the city of Tokyo …)
- 同格の to不定詞 (例: the ability to speak English …)
- 関係代名詞との違い:
- 同格の that節は接続詞で、that節内は完全な文。
- 関係代名詞の that節は関係代名詞で、that節内は不完全な文。
- 訳し方と使い方:
- 「~という」「~、すなわち」「~であるところの」など、文脈に合わせて自然に訳す。
- 具体化、言い換え、補足説明など、様々な目的で使える。
- ライティングで表現の幅を広げるのに特に有効だが、使いすぎには注意。
同格構文は、英語の文章をより深く、より正確に理解するための重要な手がかりであり、同時に、自分の考えや情報をより豊かに伝えるための強力なツールでもあります。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、基本的な「イコール」の関係を意識し、たくさんの例文に触れることで、必ずその感覚が掴めてきます。
そして、同格構文の仕組みがわかると、今まで複雑に見えていた長文も、スッキリと整理して読めるようになるはずです。恐れずに、積極的に同格構文と向き合ってみてください。 きっと、あなたの英語力は新たなステージへとステップアップできるでしょう!
この記事が、皆さんの英語学習の旅を力強くサポートできることを心から願っています。頑張ってくださいね!

同格構文、スッキリ理解できた!これで長文読解も怖くないし、英作文でも使ってみたいな!
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